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栄でミニチュア写真家・田中達也さんの作品展 名古屋限定「えび天守閣」も

作品「お菓子な虹」をビジュアルに使う「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2 田中達也 見立ての世界」会場入り口の様子

作品「お菓子な虹」をビジュアルに使う「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2 田中達也 見立ての世界」会場入り口の様子

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 ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんのミニチュア作品の展覧会「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2 田中達也 見立ての世界」が11月3日、栄の複合施設「ナディアパーク(ロフト名古屋)」(名古屋市中区栄3)地下1階・特設会場で始まった。

名古屋限定作品の「えび天守閣」の実物作品

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 日用品や食品サンプル、ジオラマ用のミニチュア人形などを使い、日常にあるものを別のものやシーンに見立てたアート作品を制作する田中さん。ミニチュア写真を撮り始めたきっかけはインスタグラム。趣味として始めた写真撮影の被写体が欲しくなり、趣味で集めていたミニチュア人形を被写体として写真を撮り始めた。そのうちに共感が得られる作品をどうすれば作れるかを考え、今のような「見立て」の作風につながったという。

 同展では、「#Nature」「#Workers」「#Sports」「#World Travel」「#Adventure」「#Have Fun」「#Vehicle」「#Family」の8つのゾーンから成る会場に約170点(写真作品=約120点、実物作品=約50点)の作品を展示する。

 作品例は、バウムクーヘンを虹に見立てた「お菓子な虹」、筒状のパッケージに入ったポテトチップスをトンネル掘削に見立てた「掘っても掘っても止まらない食欲」、カラフルなクリップをベンチに見立てた「しばらくここで待ってクリップ」など。大型作品の「SL(スシ・ロコモーティブ)」は、蒸気機関車に見立てた食品サンプルの巻きずしが、すし皿やすしげた、わんなどで作られたまちを回遊する作品。駅看板には「名古屋」と記されている。作品名は、田中さんが作品を撮り終えた後に考えるという。

 おにぎりとエビ天の食品サンプルで表現する名古屋城に忍び込む忍者の人形を配した「えび天守閣」など、名古屋名物を取り入れた名古屋限定作品も展示する。

 ミニチュア作品に入り込んだような写真が取れるフォトスポットや、田中さんのアトリエを再現したコーナーも用意。掲示されたゾーン名や壁に描き加えられた田中さん直筆のイラストや、写真作品の額縁2カ所に忍ばせた同展のミニチュアチラシなどを探す楽しみも演出する。

 開催時間は10時30分~17時(最終入場は16時30分)。入場料は、一般=1,300円、小中学生=800円(未就学児は無料)。12月4日まで。

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