名古屋ダイヤモンドドルフィンズが1月14日、栄の「DOLPHINS PORT(ドルフィンズポート)」(名古屋市東区東桜1)でワークショップ「みんなで創ろう!ドルフィンズ観戦プロジェクト~観客倍増大作戦~」を開催した。
ドルフィンズと名城大学のプロスポーツビジネス研究会が連携して開催
同企画は「地域の人々と新しい価値を協働創造する共創的取り組み」の第3弾。ドルフィンズと名城大学の正課外活動プロスポーツビジネス研究会が連携し、名古屋スポーツコミッション事業として開催。一般から募集した参加者と共に、試合会場への来場者の増加、新たなファン獲得に向けた施策を話し合った。
ワークショップには応募した一般参加者11人とオブザーバーら14人が出席。冒頭に、ドルフィンズポート・プロジェクトマネジャーの園部祐大さんが、1試合の平均入場者数4000人という目標や、集客の課題、来店者へのインタビューなどで集まった意見などを紹介。参加者が5つのグループに分かれ、観客数の増加、新しいファン獲得の方法を話し合った。
各グループは「選手のオフを映像で紹介する」「ドルフィンズポートをチームカラーの赤色で染める」など、さまざまな案をプレゼンテーション。主催メンバー、同施設スタッフらが話し合った結果、「興味を引く装飾を行う」「新しいイベントやチケットを作る」「クーポンの配布を楽しめる形で行う」という3つの案が選ばれた。それぞれの施策は、さらにブラッシュアップした後、2月以降に社会実験として同施設で実施する。
園部さんは「参加した皆さんのドルフィンズのファンを増やしたいという思いがうれしかった。ファンになった経緯や実体験を聞き、チームを好きになってもらうヒントが見えた。提案を社会実験としてうまくまとめ、皆さんと一緒に実施していきたい」と話す。
共創的取り組みの今後のテーマについては「スポーツに限らず地域の社会課題に対して、いろいろな人たちと一緒に取り組んでいきたい。施設の利用者からテーマを募集するような形にもチャレンジしたい。施設を気軽に利用してもらいながら、地域の社会問題に対し共に解決策を楽しみながら練る、今回のような共創的な取り組みから、まちづくりに興味を持つ方が増えてもらえたら」と呼びかける。