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大須商店街で「リアル」黒ヒゲ危機一髪 張りぼてだるに手作り剣、「黒ヒゲ」役も

イベント「リアル!黒ヒゲ危機一髪!!」のチラシを手にする東仁王門通り青年部「たんぽぽ会」会長の古川真琴さん(右)と、初代会長の小寺茂雄さん(左)

イベント「リアル!黒ヒゲ危機一髪!!」のチラシを手にする東仁王門通り青年部「たんぽぽ会」会長の古川真琴さん(右)と、初代会長の小寺茂雄さん(左)

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 「リアル!黒ヒゲ危機一髪!!」が6月28日、大須商店街・東仁王門通り(名古屋市中区大須3)の「たんすのばぁば」横で開催される。

「リアル! 黒ヒゲ危機一髪!!」会場の目印になる「たんすの守り神」とする「たんすのばぁば」

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 主催は、同通りの青年部「たんぽぽ会」。同会初代会長で同商店街の洋服店「UNCHAIN」を営む大須生まれ・育ちの小寺茂雄さんによると、1978(昭和53)年から始まった「大須大道町人祭」の実行委員長に初めて女性が起用されたことをバックアップすることを機に、約20年前に立ち上げた。「若手の店も出始めた頃でつながりをつくるためにも、親世代が担っていた前身の青年部を引き継いだ」と小寺さん。

 前身の青年会が毎月28日に空き店舗前でイベントを開催していた名残で、同会では「氷の彫刻コンクール」などほかイベントも開催される6月28日を基本として、何かしらの企画を実施している。これまで、ラムネ一気飲みや大きな巻ずし作りなどを行ってきた。

 「リアル!黒ヒゲ危機一髪!!」は、手作りする張りぼてのたると剣を使う。たるには同会メンバーが青・白のボーダーTシャツやターバンを身に着け、ヒゲを手書きし「黒ヒゲ」役となり入る。「当たり」「はずれ」「特賞」のくじが付いた剣を参加者が選び「たる」に刺すと、「黒ヒゲ」役がくじ部分を開けてくじの結果を確認する仕組み。「当たり」が出ると「黒ヒゲ」役が飛び出す演出も行う。

 「当たり」を引いた人には同商店街で使える商品券を進呈する。残念賞に「朝日軒」のたまごせんべい(同通りキャラクターの「東仁王モンくん」の焼印入り)を用意する。

 5年前に4代目会長に就任した、同商店街で「珈琲(コーヒー)ぶりこ」と「ばーぐ屋ぶりこ」を営む古川真琴さんは、「例年の昼くらいの開催時間を、今年は遅めに設定。学校が終わってから子どもたちが参加しやすいようにした」と話す。

 大人も子どもも誰でも参加できる。「ゆるく、手作り、行き当たりばったり、出たとこ勝負の、大須ならではの楽しい企画。商店街やテナント同士の関わりをつくり、大須の祭りにも参加してもらえれるようになれば」と小寺さん。「小寺さんから子どもの頃の大須の楽しい記憶について聞く機会もあり、今回のイベントでも大須の子どもが楽しい思い出をつくり、次の世代の大須につながれば。体験しにきてほしい」と参加を呼びかける。

 開催時間は15時~17時。参加無料。

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