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名古屋・大須シネマで「最狂サメ映画フェス」 サメ映画10作品のみ上映

「ポスターがない作品も多いので」といい作品DVDジャケットなどを活用した「大須シネマ」に設置する「最狂サメ映画フェス2023」の装飾

「ポスターがない作品も多いので」といい作品DVDジャケットなどを活用した「大須シネマ」に設置する「最狂サメ映画フェス2023」の装飾

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 サメ映画を特集した「最狂サメ映画フェス2023」が6月26日、ミニシアター「大須シネマ」(名古屋市中区大須3)で始まる。

「大須シネマ」外観の様子

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 同館副支配人の杉山薫さんが企画・編成を担当。「サメンテーター」の中野ダンキチさんと、サメ映画を扱う配給会社の「お薦め」合計10作品を1週間、上映する。期間中、サメ映画以外の上映はない。同館で昨年12月に2日間限定で2作品を上映する企画「“サメ”リークリスマス」を開催。1週間通しでの開催は初めて。

 杉山さんによると、サメに特化した映画は170本程度でアメリカ製作が多い。ロードショーにのる作品は一部で、サメ映画はB級、Z級の作品が多いとされ、上映されずディスク販売や配信のみのものもあるという。「サメ映画を映画館のスクリーンで、みんなで見たい、という希望もあるのではと企画した」(杉山さん)という。同フェスについて同館SNSの投稿には「超いい」など喜びの声が寄せられている。

 上映作品は、「シャークネード」「ハウス・シャーク」「えっ?サメ男」「パペットシャーク」「ジョーズ・イン・ジャパン」など。1作品の上映回数は3回で、土曜・日曜2日間の上映回を全て見ると10作品をコンプリートできるよう設定。コンプリート賞として同フェスのロゴを使ったオリジナルグッズを進呈する。

 今回の上映作品のラインアップを前にして杉山さんは「物語の中でサメは数回しか出てこない、ヒレしか映らない、7~8割がしゃべるサメが出てくる、高確率でしゃべる、舞台が海ではない、人形のサメの作品、グニャグニャのサメのかぶり物がチェーンソーを持っているなど、突っ込みどころが多いサメ作品の特徴が分かる」と説明する。「『こんなサメの表現があるのか』と発想も楽しめるのでは」とも。

 中野ダンキチさんが手がけた同フェスの特設ページでは、作品情報や選出理由のほか、サメの出現場所や形状などを作品ごとにまとめた特徴早見表も掲載する。「サメ映画を何も知らずに見に来ると『事故』になる。返金『フカ(不可)』なので、特設ページで事前に確認することを勧める」と杉山さん。

 「サメ映画の設定や内容も『狂って』いるほか、サメ映画のみ、ぶっ通しで行う企画は当館としても冒険だし、狂っていると思う。この企画自体が『事件』。10作品をスクリーンで見られるのはチャンス。お祭り感覚で楽しんでほしい」と杉山さん。

 期間中、館内は上映作品の場面写真や「シャークネード」のパネルなどを飾り、「サメだらけ」に演出する予定。「目いっぱい楽しんでほしい」

 チケットは1作品1,400円(当日を含む7日間有効の100円引き付き)。予約も受け付ける。7月2日まで。

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