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大須病院で「大須病院祭」 各科の手作り企画、調剤や縫合など仕事体験も

「大須病院祭」当日に入り口を飾る予定の手作り看板の前で大須病院の院長で梅村将成さん(右上)、同祭実行委員長を担う放射線検査科主任の渡辺薫さん(左上)、副委員長の看護部病棟師長の大橋ゆかりさん(左下)、広報の今大地麻理さん(右下)

「大須病院祭」当日に入り口を飾る予定の手作り看板の前で大須病院の院長で梅村将成さん(右上)、同祭実行委員長を担う放射線検査科主任の渡辺薫さん(左上)、副委員長の看護部病棟師長の大橋ゆかりさん(左下)、広報の今大地麻理さん(右下)

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 「大須病院祭」が10月28日、大須病院(名古屋市中区松原2)本館1階・地下1階で開かれる。

仕事体験や処置体験、講演会など「大須病院祭」の実施内容を紹介するチラシ

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 2021年9月30日に閉院した「NTT西日本東海病院」を引き継ぎ、同年10月に開設した同院。地域に根付いた病院づくりをコンセプトに据え、同祭を企画した。4月に院長に就任した梅村将成さんは「コミュニティーホスピタルとして医療を通しての街づくりで、地域の人の健康を街の健康につなげたい」と話す。「病気やけがなど行く理由ができる前でも後でも、ちょっとしたことでも頼ってもらえるような、医療を身近に感じてもらう街の病院としての責任がある」とも。

 当日は、ハロウィーンの装飾で演出した院内に、16ブースが出展。ラムネなどの菓子を薬に見立て小さな袋にまとめる調剤体験や、体験用に香料を混ぜて容器に詰める軟膏の調剤体験(以上、持ち帰り可)、遠心分離機でジュースを分離させてみる検査技師体験、本物の機械と模擬皮膚を使う傷口を縫う体験など、仕事体験を用意する。

 心肺停止や呼吸停止に対する一次救命処置「BLS」体験や、認知症運動プログラム「コグニサイズ」体験、ケアワーカーとして働くインドネシア人技能実習生による自国の文化や観光などの紹介、栄養管理士が考案した低カロリーでもおいしいというハロウィーンスイーツの振る舞い(先着約200食)、名誉院長のコレクションの薬草標本の展示・紹介など。駐車場には救急車や消防車を設置し、車内を見学することができる。各ブースをめぐるスタンプラリーも用意する。

 「各科がどうしたら楽しんでもえるか練りに練った内容を用意する」と同企画実行委員長を担う放射線検査科主任の渡辺薫さん。「イベントで来院のハードルを低くしたい。医師や看護師の顔と名前を覚えて親しみを持ってもらえるようになれば」と期待を寄せる。梅村さんは「医療の裏側の体験と、病院を身近に感じに来てほしい。今後も、映画観賞会や本の読み聞かせ会などを開催し、開かれた病院にしていきたい」と意気込む。

 開催時間は10時~14時。参加無料。

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