株式会社ゲオホールディングス(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長執行役員:遠藤結蔵)は、2025年1月9日(木)から1月10日(金)の期間、スマートフォン(以下、スマホ)を所持する小学1~6年生の子どもを持つ20~50代の男女を対象に「子どものスマホ利用実態調査」を実施し、551人の回答の結果概要をまとめましたのでお知らせします。
今回の「子どものスマホ利用実態調査」では、子どものスマホ端末やキャリアを選ぶ際に価格の安さや、シンプルな機能性が重視されていることが分かり、中古スマホの需要の高まりなどがうかがえる結果となりました。
※スマホを所持する小学1~6年生の親のうち、子どもに中古スマホを使用させたことがある(過去に自分が使用していた端末を譲ったなども含む)と回答した人が63.7%
NTTドコモの調査(※)によると、小学生のスマホ所有率は小1~小3の低学年で18%、小4~小6の高学年で42%と増加しており、小学高学年でスマホの所有率が4割を超えるのは調査開始以来で初めての高さとなっています。学年別に見ると、小学6年生のスマホ所有率は65%で、ほぼ中学生並みの所有率に近づいています。背景としては、文部科学省が2019年から始めた「GIGAスクール構想」による小学校でのICT教育の普及やSNS利用の低年齢化、言葉の検索や宿題の調査などへの活用によるスマホリテラシーの向上などの要因が考えられます。そのことから、今後、子どもがスマホを保有することは当たり前になり、スマホの選び方や購入方法が多様化していくことや、子どものスマホ月額料金が家計を圧迫してしまうことが考えられます。
(※)「2023年親と子の調査」(NTTドコモ モバイル社会研究所)
■調査結果ダイジェスト
・小学生の利用率が高いスマホ端末は、「AQUOS(13.4%)」で、iPhone全体よりAndroid全体の利用率が高かった。
・子どもに中古スマホを使用させたことがある親は63.7%であった。中古スマホを選んだ理由は「最低限の機能で問題ないから(59.3%)」が最も多く、次いで「価格が安いから(45.3%)」「サイズが小さいものがいいから(25.6%)」であった。
・一方で、子どもに中古スマホを使用させたことのない親の64.4%が「中古スマホを購入・選択したくない」と回答し、理由は「セキュリティー面に不安があるから(40.5%)」が最も多かった。
■「子どものスマホ利用実態調査」概要
調査対象 :スマホを所持する小学1~6年生の子どもを持つ20~50代の男女/全国
サンプル数:551人
集計期間 :2025年1月9日(木)~1月10日(金)
調査方法 :アンケート専門サイトを用いたWebアンケート調査
■質問項目
Q1 お子さんのスマホの平均月額料金はいくらですか?
Q2 お子さんがメインで使用しているスマホ端末は何ですか?
Q3 Q2で答えた端末について、その端末を選んだ理由は何ですか?
Q4 お子さんのスマホ月額料金をいまよりも抑えたいと思いますか?
Q5 お子さんが現在メインで利用しているスマホのキャリアは何ですか?
Q6 Q5で選んだキャリアについて、それを選んだ理由は何ですか?
Q7 お子さんに中古スマホを使用させたことはありますか?(過去に自分が使用していた端末を譲ったなども含む)
Q8 (中古スマホを使用させたことがあると回答した方へ)中古スマホを選択した理由は何ですか?
Q9 (中古スマホを使用させたことがないと回答した方へ)お子さん用に中古スマホを購入・選択してみたいと思いますか?
Q10 (中古スマホを購入・選択したくないと回答した方へ)お子さん用に中古スマホを購入・選択したくない理由は何ですか?
■結果概要 (割合:回答数/サンプル数)
子どものスマホ平均月額料金は「1,000~2,000円未満」が最多!
端末やキャリアは価格の安さとサービスの質のバランスから選ばれている
小学1~6年生の子どものスマホの平均月額料金は「1,000~2,000円未満(24.7%)」が最も多く、次いで「2,000~3,000円未満(20.9%)」でした。「1,000円未満」も15.1%と半数以上が3,000円未満の低料金でスマホを利用していることが明らかになりました。
また、小学生の利用率が高いスマホ端末は、「AQUOS(13.4%)」で、Android全体の利用率は6割近く、iPhone全体の利用率よりも高いという結果になりました。キャリアは「docomo(21.6%)」が最も多く、「SoftBank(15.4%)」「au(15.1%)」と合わせると3大キャリアの利用率は約半数の52.1%であり、格安SIMの利用率と大差がないことが明らかになりました。
現在の端末を選んだ理由としては、「価格が安いから(53.9%)」「最低限の機能で問題ないから(34.7%)」が多く、キャリアを選んだ理由は「サービス内容・プランが良かった(48.2%)」「価格が適正だと感じたから(42.2%)」「親と同じだから(42.2%)」となっており、端末もキャリアも選ぶ基準としては価格とサービスの質や使いやすさのバランスが重視されていることが読み取れます。
・お子さんのスマホの平均月額料金はいくらですか?(単一回答)(n=551)
・お子さんがメインで使用しているスマホ端末は何ですか?(単一回答)(n=551)
・その端末を選んだ理由は何ですか?(複数回答可)(n=531)
・お子さんがメインで利用しているスマホのキャリアは何ですか?(単一回答)(n=551)
・そのキャリアを選んだ理由は何ですか?(複数回答可)(n=535)
子どものスマホ月額料金をいまよりも抑えたい親は8割以上!
シンプルな機能性と価格の安さから、6割以上が子どもに中古スマホを使用させた経験あり
子どものスマホ端末やキャリアを価格と質のバランスから選択している人が多い中でも、8割以上が「いまよりも子どものスマホ利用をお得にしたい」ということが明らかになりました。
子どものスマホ料金に対する“コスパ”意識が増す中、子どもに中古スマホを使用させたことがある親は63.7%に上りました。中古スマホを購入・選択した理由は「最低限の機能で問題ないから(59.3%)」「価格が安いから(45.3%)」が多く、子どものスマホ料金をより抑えるために、シンプルな機能性で価格の安い中古スマホが注目されていることが読み取れます。
・お子さんのスマホ月額料金をいまよりも抑えたいと思いますか?(単一回答)(n=522)
・お子さんに中古スマホを使用させたことはありますか?(単一回答)(n=551)
(過去に自分が使用していた端末を譲ったなども含む)
・中古スマホを選択した理由は何ですか?(複数回答可)(n=351)
セキュリティー面・衛生面への不安が明らかに!
子どもに中古スマホを使用させたことがない人のうち6割以上が中古スマホに抵抗感を持っている
「子どもに中古スマホを使用させたことがない」と回答した人のうち、「子ども用に中古スマホを選択・購入したくない」と回答した人は64.4%で、中古スマホの利用経験がない人の中には、中古スマホの利用に抵抗感を持っている人が6割以上もいることが明らかになりました。
理由は、「セキュリティー面に不安があるから(40.5%)」が最も多く、次いで「衛生面や質に不安があるから(34.7%)」となっています。古い機種への機能的な不満よりも、子どもに使用させる上でセキュリティー面・衛生面に不安が大きいことが読み取れます。
・(「お子さんに中古スマホを使用させたことがない」と回答した方へ)
お子さん用に中古スマホを購入・選択してみたいと思いますか?(単一回答)(n=188)
※全体(n=551)の22%
・お子さん用に中古スマホを購入・選択したくない理由は何ですか?(複数回答可)(n=121)
本調査では、小学生のスマホ所有率が上昇する中で、子どものスマホの選び方も多様化しており、多くの人が端末やキャリアのさまざまな選択肢の中から、価格と質のバランスを重視した選択をしていることが明らかになりました。
また、シンプルな機能性と価格の安さから、子どもに中古スマホを使用させたことがある親は6割以上もいる一方で、セキュリティー面や衛生面への不安から中古スマホを使用させることに抵抗がある人も少なからずいるという結果となりました。
ゲオモバイルでは、ゲオ独自の研修を受け、中古スマホと格安SIMを合わせた利用方法などのアドバイスが可能な「スマホ相談員」が店舗でサポートを行っています。また、店舗で買い取ったスマホはそのまま販売するのではなく、専門のセンターに集約して厳重なセキュリティーのもと、専門スタッフがデータ消去や動作確認、クリーニングを行ってから販売しているので、中古スマホを初めて利用する方にも安心してご使用いただけます。
ゲオモバイルでは今後も、中古スマホがユーザーの選択肢の一つとなるよう、販売・買取環境の整備を行っていきます。
広報担当者コメント
サステナビリティ意識の高まりや子育て世代の経済的負担の高さ、使用期間の短さなどから、子どもや子育てに関する品物を中古で売買することが一般的になってきています。2022年の「ベビー・子ども用品」の市場規模は9.7%増の411億円へ成長している(※)ように、少子高齢化が進み子どもに関する一次市場は縮小していく中でも、「ベビー・子ども用品」のリユース市場は拡大しています。(※)リユース市場データブック2023
今回の子どもに関するスマホ利用実態調査では、中古スマホの販売台数が年々増加する中で、同時に小学生のスマホ所有率が上昇していることに注目しました。結果として、スマホを所有する小学生の親の6割以上が「中古スマホを使用させたことがある」と回答しており、過半数を超える結果となりました。
リユース市場の拡大によって、幼い頃からリユース品を身近に取り入れていくこと、不要になった品物を捨てる以外の選択肢が当たり前にあること、そういった生活環境の変化が、意識の変化につながり、持続可能な社会の実現にも貢献すると考えています。
ゲオグループは、今後も「豊かで楽しい日常の暮らしを提供する」という経営理念の下、さまざまな循環型事業を通して、持続可能な社会への貢献を実現するべく、さらなる進化と発展に向け取り組んでいきます。
(ゲオホールディングス 広報・サステナビリティ推進室 広報課 藤野千尋 )
■ゲオ/ゲオモバイルの中古スマホ事業について
ゲオモバイルは、2015年度から単独店およびゲオショップへの併設店も含めて展開しています。中古スマホ、タブレットの売買から、ケースや充電器などアクセサリーの販売、格安SIMカードの即日契約まで、モバイル関連製品を総合的に取り扱います。
全国の約1,000店舗のゲオモバイルとゲオショップでスマホの買取と販売を行っており、今後もサービスを拡大させていきます。
公式サイト:https://geo-mobile.jp/