
松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3)本館8階の「屋上遊園」が3月2日、リニューアルオープンする。
レトロなコイン式遊具も存続する松坂屋名古屋店 屋上遊園イメージパース
同店では本館3階~8階(屋上を含む)と北館6階・地下1階を対象に過去最大規模のリニューアルを行い11月から順次オープンしてきた。
昨年5月からリニューアルのため休園している同屋上遊園は1910(明治43)年に栄町に開店したデパート「いとう呉服店」の屋上庭園に子ども用ブランコが設置されたことが始まり。1925(大正14)年に新しい商号「松坂屋」を掲げ、現在の場所に移転・開店。展望台、動物園、水族館、こども遊園が設置されてきた経緯を持つ。
今回の改装は47年ぶりの全面リニューアルになる。面積は約700坪。「地域共創」をテーマに掲げ、家族の学びと成長を感じることができる場所づくりを心がけるという。
リニューアル前にも使っていたバッテリーカーやクレーンゲームなどレトロなコイン式遊具約60点は存続。新たに同施設のために製作する「デザイン遊具」を含む10点の遊具を設置。体力測定をモチーフにした遊びの要素を各所に配置するという。
人工芝を敷いた円形広場も設置し、ローカリティー、クリエーティビティー、サステナビリティーをキーワードにしたイベントを行う。地元の飲食店とのコラボや、同フロアに昨年12月にオープンしたアート空間との連携も予定しているという。