鶴舞で舞台「ウルトラヒーローズ」 ヒーローとアクロバットが融合

来名したZENさん

来名したZENさん

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 名古屋市公会堂(名古屋市昭和区鶴舞1)で12月17日・18日、舞台「ウルトラヒーローズTHE LIVEアクロバトル クロニクル2016」が上演される。公演に先がけ来名したパルクールプロトレーサーのZENさんが会見を開いた。

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 円谷プロダクションとフィールズが主催する同イベント。誕生から50年を迎えた国民的キャラクター、ウルトラマンのヒーローショーと、トップアスリートやパフォーマーが競演する新スタイルの「ヒーローライブエンタテインメント」。昨年、東京、香港など4カ所で行われた第1弾ツアーは約2万3000人を動員した。

 第2弾となる今回のツアーは、9月の大阪を皮切りに名古屋、東京で計14公演を開催予定。現在テレビ放送中のウルトラマンオーブはじめ、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンギンガら最新のウルトラヒーローやウルトラマン、ウルトラセブンらシリーズ屈指の人気キャラクターも登場。超人的身体能力を持ち、ウルトラヒーローと共に戦う新ウルトラ警備隊「アクロバトルユニット」隊員をアテネ五輪体操団体金メダリストの中野大輔さん、ZENさんらが演じ、全世代が楽しめるオリジナルストーリーを披露する。

 演出は舞台「テニスの王子様」などを手掛けた富田昌則さん。名古屋公演には舞台「弱虫ペダル」「戦国無双」などに出演した俳優の植田圭輔さんがゲスト出演する。大迫力の映像演出や劇場を一体化するブレスレット型参加連動演出などさまざまなテクノロジーを使った試みも注目されている。

 アクロバトルユニット隊員・神宮寺攻を演じるZENさん。16歳で渡米し、パルクールのプロチームのトレーニングに参加。アメリカ、デンマークでの修行から帰国後、2011年に日本初開催となるパルクール世界大会で日本人唯一のファイナリストとなり世界5位となった。以降、世界大会に出場するほか、さまざまなメディアやステージを通じてパルクールの魅力と本質を伝える活動を行っている。

 「パルクールは走る、跳ぶ、登るなどの移動の基本的な動作を繰り返し行うことによって、少しずつ自分の体を機能的にしていくフランス発祥のトレーニング方法。スポーツにとどまらないストリートから生まれた新しいムーブメントカルチャー」と魅力を語る。

 アクロバトルは前回に続いての出演。「僕も子どものころはウルトラマンの人形で遊んだり、ヒーローショーに連れていってもらったりしていた。50年を迎えたウルトラシリーズが歴史を重ねていく上で、新たな試みをしたいと声を掛けていただき、うれしかった。ウルトラシリーズの世界観にマッチングしながら、今までのヒーローショーに無いものを、自分たちの培ってきたものの中から出したい」と意気込む。

 共演する中野さんについて「同じ宙返りでも体操とパルクールでは体の使い方がまったく違う。体操は美しく研ぎ澄ましていく動きで、パルクールは崩しながら広げていく動きだと感じる。中野さんとは昨年の1回目のツアー以来、定期的に一緒に練習をして、次はどんなことやろうかと話したり、互いのテクニックを教え合ったりしている。今回はさらにお互いの特徴が融合した舞台になると思う」と話す。

 約2時間のストーリーは通常のヒーローショーをはるかに超える長さ。ZENさんは「僕らはアクロバティックなバトルの部分を任されていると思っているので、アクションに一番力を入れているが、物語も親子の絆や隊員の成長など、どの世代が見ても面白い内容になっている。ヒーローショーの短い時間では語り切れなかったウルトラシリーズの魅力が、今回の舞台には詰まっている。ウルトラマンが大好きな人が笑えるような小ネタが仕込まれていて、初めての方でも分かりやすいドラマ。演出や映像の表現もすごいので楽しんでほしい」と自信を見せる。

 最後にZENさんは「稽古をしながら、僕自身どんどんウルトラマンの魅力に取りつかれている。これまでのヒーローショーとはまったく違うウルトラシリーズの新しい挑戦。親子連れでも友達同士でも楽しめる。皆さんの想像を超える舞台をお届けするので、会場に足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。

 開演時間は両日とも11時~、15時~。チケット料金はアクロバトルシート(特典付プレミアムシート)=7,800円、1階席=3,900円、2階席=2,500円(全席指定、3歳以上有料)。

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