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重工大須病院で「名古屋健康フェスタ」 縫合や電気メスの仕事体験も

「名古屋健康フェスタ ~秋の大交流会~」を紹介する実行委員長の梅村将成さん(中央)、副委員長の黒田純名さん(左)、広報の今大地麻理さん(右)

「名古屋健康フェスタ ~秋の大交流会~」を紹介する実行委員長の梅村将成さん(中央)、副委員長の黒田純名さん(左)、広報の今大地麻理さん(右)

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 病院の仕事体験などができる「名古屋健康フェスタ ~秋の大交流会~」が10月19日、重工大須病院(名古屋市中区松原2)で開催される。

「名古屋健康フェスタ ~秋の大交流会~」のチラシ

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 同院は地域に根付いた病院づくりをコンセプトに据え昨年、「病院祭」を開催。今年は名称を変更し、訪問介護会社やホスピスなど院外の施設も巻き込んで展開する。同院事業管理者で同イベントの実行委員長を務める梅村将成さんは「コンセプトは変わらず、病院に親しみを持ってほしいという思い。病院は怖い所ではない、医療に興味を持ってほしい」と話す。「昨年は子どもがたくさん来場した。『いつも頑張っているね』など地域の人から生の声を聞けたことが職員の励みになった」と振り返る。

 当日は、昨年も人気だったという本物の機械と模擬皮膚を使い傷口を縫う縫合体験に加え、電気メスを使ってかまぼこを切る体験などの「手術体験」や、「調剤体験」に見立ててカラフルな材料を混ぜ合わせる入浴剤作り、さまざまな物をレントゲンで見る体験を用意する。レントゲンを撮る物は、生き物や汁気がある物などを除き持ち込みできる。放射線検査技師で実行副委員長の黒田純名さんは「スマートフォンや中身が見えない付録など、『中はどうなっているんだろう』と思う物を持ってきてもらえれば」と話す。

 子どもの腰痛や大人の認知症予防のための講座や体操プログラム、訪問介護についての相談窓口、AEDや車いす体験など医療に関するコンテンツのほか、インドネシア人の技能実習生がインドネシアの食べ物や文化について紹介するコーナーや、射的やヨーヨー釣りなどの縁日ブース、キッチンカーの出店もある。

 梅村さんは「外国人スタッフやさまざまな医療関係者で名古屋の地域医療が回っていることを感じてもらえれば」、黒田さんは「医者や看護師などのほかにも病院にはさまざまな仕事をしている人がいることを知ってもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~15時。参加無料。

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