「納屋橋まんじゅう」練り込んだミルクジェラート-納屋橋饅頭が商品化

納屋橋まんじゅうを練り込んだジェラート「納屋橋ジェラート」

納屋橋まんじゅうを練り込んだジェラート「納屋橋ジェラート」

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 納屋橋のレストラン「Sea Food Company ほとりす」(名古屋市中区栄1)で4月19日、納屋橋饅頭万松庵(大須2)が納屋橋まんじゅうを練り込んだジェラート「納屋橋ジェラート」を発表した。

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 記者発表で同社の中島康博社長は「1886(明治19)年に前進となる和菓子店『伊勢屋』が創業。1919(大正8)年にのれん分けし、現在の納屋橋饅頭万松庵が誕生した。今年は創業100周年まであと9年。カウントダウンが始まった今、100周年を迎えるにあたり、何か次の新たな動きができないかと考え、今回の商品開発が決定した」と紹介。「ただ、ジェラートと納屋橋まんじゅうを組み合わせるという考えは自分の世代では考えつかなかった。100周年に向けて次の世代が考えた次世代に向けた商品を楽しんでもらいたい」とあいさつした。

 ジェラートは、酒まんじゅうとして名古屋で広く親しまれている「納屋橋まんじゅう」1個をペースト状にしてミルクジェラートに練り込んでいる。開発を担当したのは、2008年から大須でジェラート店を運営している「ぼのむどぅねーじゅ」(大須1)。「素材の味をしっかり生かしたジェラート作りをしている『ぼのむどぅねーじゅ』さんなら、納屋橋まんじゅうの風味を生かしたジェラートを作ってもらえるのではと思った」と同社の中島健一朗さん。

 開発の経緯について、中島さんは「現在、納屋橋まんじゅうを購入していただいている世代は30代から年配までの方がほとんど。100周年を迎えるにあたり、10~20代の若い世代にもアプローチできる商品はないかと考えたことが発端」と振り返る。「開発段階では、まんじゅうをうまくジェラートになじませることができずに3~4カ月試行錯誤を繰り返した」というエピソードも披露した。

 手作りで作られるという「納屋橋ジェラート」は、「新鮮なまんじゅうと牛乳を使って製造したいため作り置きはしない。1日150個の製造が限界」。販売先は、納屋橋まんじゅう万松庵、ぼのむどぅねーじゅ、ほとりすの3店舗とぼのむどぅねーじゅのネット販売のみ。販売価格は1個350円。4月23日から販売する。

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