中学校のプールで水の音楽会-あいちトリエンナーレ「まちなかパフォーマンス」の一環で

冨士中学校で行われた「プールの音楽会」のようす

冨士中学校で行われた「プールの音楽会」のようす

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 8月21日から始まった「あいちトリエンナーレ2010」の街中で展開するアート「まちなかパフォーマンス」が同28日、名古屋市立冨士中学校プール(名古屋市東区東桜1)で開催された。

 「プールの音楽会」と名付けられた同アート企画を運営するのは、名古屋市出身のアーティスト・野村誠さん。野村さんは、動物園の動物と鍵盤ハーモニカでセッションするというパフォーマンスアート「ズーラシアの音楽」や、銭湯でお湯やおけを使って演奏する「お湯の音楽会」など、現代音楽の可能性を開拓する作曲家として活動を続けている。

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 当日は、プールをぐるりと取り囲んだ来場者らが見つめる中、リコーダーの音とともに野村さんとパフォーマーの「演奏家」たちが登場。全員がリコーダーを吹いたままプールに潜ると、会場には水に浸かった楽器が奏でる不思議な音楽が広がった。

 音色を聴いた来場者らは笑みを浮かべ、パフォーマンスに見入った。その後も、水面と竹筒を使った繊細な演奏や、並んで泳ぐ「演奏家」のバタ足が紡ぐ優雅なリズムなど、斬新な音楽アートを次々に披露。「演奏家」たちが全身を使って水面をたたくダイナミックな音楽「ウオーター・パーカッション・オーケストラ」では、プールサイドの来場者にまで水が飛び散るほどの迫力で、約30分間のパフォーマンスアートを繰り広げた。

 「都市の祝祭」をテーマとする「あいちトリエンナーレ」では、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館などの展示や公演のほか、劇場や美術館以外の空間を生かした「まちなかパフォーマンス」として多数のアート作品の上演を予定している。9月4日・5日には、ダンス集団「まことクラヴ」が愛知芸術文化センター地下から長者町までを縦断するパフォーマンスを予定。

 「あいちトリエンナーレ2010」の開催は10月31日まで。

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