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大須にラーメン「喜多楽」のセカンドブランド店-豚骨ベースの清湯スープ

「肉そば なおじ」のカジュアルモダンな店内の様子

「肉そば なおじ」のカジュアルモダンな店内の様子

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 大須エリアの大津通り沿いに6月10日、ラーメン店「肉そば なおじ」(名古屋市中区大須4、TEL 052-253-9543)がオープンした。同店は中区橘のラーメン店「喜多楽(きたら)」のセカンドブランド。

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 喜多楽をオープンして10年。食材にこだわり日々ラーメン作りに奮闘してきた店主の林さん。「振り返ってみると、本当にお客さんが喜ぶものを提供できているのだろうかという疑問が生じた」という。そんな思いがきっかけとなり、「もう一度、原点に戻りもっとシンプルなものを」とセカンドブランドの出店を決意。「安くて、一杯でおなかいっぱいになるラーメン」をコンセプトに据えた。

 店舗面積は12坪。カウンター席10席を設ける。カジュアルモダンを意識した内装は、濃淡の木を組み合わせ、落ち着いた雰囲気に仕上げた。店内には、「名古屋の代表するラーメン店になってほしい」という願いを込めて作った喜多楽に続き使用している店のロゴ「ラーメンを食べている金シャチ」の置物もディスプレーする。

 喜多楽が魚介系スープをベースに仕上げているのに対し、同店のラーメンは豚骨ベースの清湯(チンタン)スープ。麺や具に負けない独自のしょうゆから作った「かえし」と魚粉をどんぶりに入れ、スープを注ぐ。「あっさりとしながらもコクのあるスープ」が特徴。

 メーンメニューである「肉そば」には、もちっとした中太麺200グラムを使用。モヤシ約100グラム、炊いた豚バラ肉スライス約100グラム、ネギ、のりを加え「ボリュームのある一杯」に仕上げる。価格は630円。スープに少量の大根おろしを足したつけ麺「肉つけそば」(730円)も展開する。「味付け卵」「肉マシ」「ねぎマシ」などの追加トッピングメニューも。「量が多いので若い人が中心になると思うが、味は幅広い年齢層に受け入れられる味に仕上げている」

 オープンして間もなく1カ月。「まずまずの手応えを感じている」と林さん。ラーメン激戦区となっている大須だが、「多種多様な人たちがいる大須に根付かせたい」と意気込む。「店主の顔が違うよう、味も店ごとに違うのがラーメンのいいところ。『大須に行ったら、肉そば なおじに1回は足を運ばないと』と言ってもらえるような店にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、平日=11時~14時・18時~22時、土曜・日曜・祝日=11時~14時30分・17時30分~22時(スープが無くなり次第終了)。月曜定休。

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