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名古屋で仏食文化楽しむ「アペリティフの日」-80店参加の回遊イベントも

オープニングパーティーではソムリエが仏ワインを振る舞った

オープニングパーティーではソムリエが仏ワインを振る舞った

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 豊かなフランスの食習慣「アペリティフ」を楽しむイベント「アペリティフの日」 in 名古屋が6月7日、名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)でのオープニングパーティーを皮切りに、周辺のフレンチレストランなどで始まった。同イベントの名古屋での開催は今年で2回目。主催は、本年度より正式に設立された「アペリティフの日」 in 名古屋 実行委員会。

オープニングパーティーではフランス音楽の演奏も

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 アペリティフとは、食事の前にワインやカクテル、ソフトドリンクなどとおつまみと共に、仲間同士の会話を楽しみながらゆったりとしたひとときを過ごすフランスの食習慣。フランス農水省が2004年から、「フランスの食材やお酒を楽しんでもらいたい」と、毎年6月第1木曜を「アペリティフの日」と提唱している。今年は日本国内11都市で関連イベントを開催。

 「アペリティフの日」 in 名古屋のメーンコンテンツとなるのが、名古屋市内を中心とした約80のフレンチレストランやバー、ホテルやワインショップなどを、専用チケットを利用して食べ歩くことができる回遊性イベント「アペしよ!キャンペーン」。昨年の名古屋での開催が全国的にも初めての試みだったという同企画が好評だったことから、今年の開催も決定したという。各店舗では、同イベントのために用意された特別メニューやアミューズ(前菜、おつまみ)とワインなどを楽しめる。

 主な参加店舗は、「ブラッセリー&カフェ ル・シュッド」(中区錦1)、「Vintage1970」(錦3)、「ワインショップ エノテカ」(栄3)、「葵モノリス」(東区葵1)、「壺中天」(葵1)など。「昨年はランチタイムの利用が多く、『チケットで豪華なランチを楽しめるのは、お得な気分が味わえる』と女性に人気だった。ディナータイムにはグループでチケットを分け合って、みんなで乾杯していただくのも楽しいのでは」とイベント担当者。

 同7日に開催された名古屋テレビ塔でのオープニングパーティーは、今年から2部制で開催。第1部のランチタイムには30代~40代の主婦層をメーンに約330人が来場。ディナータイムの参加チケット450枚も完売した。同パーティーでは、名古屋を代表するホテルの総料理長やレストランシェフ、パティシエによる計9店舗が出店。豪華シェフ自慢のオリジナルアミューズやデザートが振る舞われた。同イベント実行委員長で名古屋を拠点に活躍するソムリエールの島幸子(しま ゆきこ)さんおすすめのワインも用意され、「フランスワインについても知っていただくきっかけになれば」とパネルでの紹介をはじめ、ソムリエからワインも提供された。

 イベント担当者は、「『アペリティフ』という食文化をきっかけに、名古屋の街全体を盛り上げたい。『アペしよ!』と声を掛け合って、友人や同僚とのコミュニケーションを楽しんでいただくことで、人と人とのつながりを感じてもらえるようなイベントになれば」と参加を呼び掛ける。

 チケットは4枚つづりで4,000円。必要チケット枚数は各店舗により異なる。期間中は、ジェイアール名古屋タカシマヤ(中村区名駅1)でシャンパン・アミューズを販売するほか、ノリタケの森(西区則武新町3)ではジャズ演奏会を開催するなど、タイアップイベントも展開予定。

 開催時間は各店舗によって異なる。6月30日まで。

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