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「あいちトリエンナーレ2016」開幕 現代美術や舞台芸術が集う74日間

「あいちトリエンナーレ2016」が開幕

「あいちトリエンナーレ2016」が開幕

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 愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)ほかで8月11日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」が開幕した。

愛知県芸術劇場で上演された「Little collection of everything」

 2010年の初開催から3回目を迎えた同芸術祭。今回は「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」をテーマに、国内外119組のアーティストが参加。名古屋市、豊橋市、岡崎市などで現代芸術や舞台芸術など多彩な作品を展示・上演する。名古屋市内は愛知芸術文化センター、名古屋市美術館のほか、栄、長者町、名古屋駅などの建物、施設、街の中が会場となる。

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 開催初日は天候に恵まれ、各会場には家族連れをはじめ多くの来場者が訪れて現代芸術の祭典を楽しんだ。愛知県芸術劇場では舞台芸術のオープニングアクトとして、ブラジルから来日した振付師ダニ・リマさんのカンパニーによる「Little collection of everything」を上演。日本初演の注目作に多くの観客が足を運んだ。

 10日夜に「名古屋東急ホテル」で行われたオープニングレセプションで大村秀章愛知県知事は「あいちトリエンナーレは世界の文化芸術の発展に貢献するため、100年先を見据えて継続的に愛知から新たな芸術を発信していく試み。3回目となる今回は名古屋、岡崎に加え、新たに豊橋にも会場を設けることができた。それぞれの街の魅力と現代アートの素晴らしさをより多くの方々に感じていただきたい」とあいさつ。

 港千尋芸術監督は「『虹のキャラヴァンサライ』というテーマは、多様性を持った人間が創造を続けながら一つの場所を作り、分かち合うための旅を目指すもの。現代美術、舞台芸術、音楽、映画、オペラと芸術の多様性を全て包み込む姿勢を表すものでもある。これだけ総合的な芸術祭を可能にするのは、あらゆる種類の仕事において、献身的な努力を惜しまなかった方々がいたから。人間ははるかな太古より創造しながら旅を続けてきた。現代に生きるわれわれがそれをどう引き継ぎ、未来へとつないでいけるのか。このテーマを受け止め、アーティストたちが国内外のあらゆる方角から素晴らしい作品をもって愛知に集結した。この稀有(けう)な機会をできるだけ多くの人々と共有したいと思う」と多くの来場を呼び掛けた。

 続いて港芸術監督、大村県知事、河村たかし名古屋市長、佐原光一豊橋市長、内田康宏岡崎市長がトリエンナーレ参加アーティスト「ツクロッカ」のプロデュースによる光るスーツ、法被に着替えて登壇。港芸術監督が開幕を宣言し、河村名古屋市長の掛け声で芸術祭の成功を願って乾杯を行った。

 開催は10月23日まで。