映画「ヘルボーイ」の主人公・ヘルボーイが9月24日、大須商店街(名古屋市中区大須)で侵入盗などの防犯を呼び掛ける啓発活動を行った。
「ヘルボーイ」はマイク・ミニョーラの同名アメリカンコミックが原作。地獄で生まれて地球で育ったダークヒーローの物語が人気となり、ギレルモ・デル・トロ監督、ロン・パールマン主演で2度映画化された。今回は原作者のミニョーラが監修を行い、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を手掛けたニール・マーシャルが監督。ヘルボーイ(ディヴィッド・ハーパー)が、地上を魔物の世界に変えようと企む「ブラッドクイーン」ニムエ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と迫力のバトルを繰り広げる。
大須交番の前に登場したヘルボーイは、愛知県警のシンボルマスコット「コノハけいぶ」、警察官と協力。「ヘルボーイで、犯罪減るボーイ!」をキャッチフレーズに、ふれあい広場、万松寺前などを練り歩き、住宅防犯ガイドブック、地域安全のチラシなどを配布しながら、侵入盗などの防犯を呼び掛けた。
中警察署生活安全課長の今井一之警視は「中警察署管内での侵入盗は、一般住宅よりも店舗・会社の被害が非常に多く、4割近くになる。売上金を狙った被害が多いので、施錠とともに、大きな額の現金を店に置いておかないよう、呼び掛けている」と話す。
映画「ヘルボーイ」は9月27日から、ミッドランドスクエアシネマほかでロードショー。