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栄の地下街「セントラルパーク」リニューアルへ スーパーを核に物販ゾーン新設

現在の地下街「セントラルパーク」の様子

現在の地下街「セントラルパーク」の様子

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 栄の地下街「セントラルパーク」(名古屋市中区錦3)が11月6日にリニューアルオープン(予定)することが発表された。

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 南北に伸びる約300メートルの3本の通りを軸に格子状に広がる同地下街には、主に衣料品店や飲食店が並ぶ。南北の両端近くには地下鉄「栄駅」と名鉄瀬戸線「栄町駅」、地下鉄「久屋大通駅」があり地下でつながっている。地上には名古屋テレビ塔、久屋大通公園がある。

 名鉄瀬戸線が栄に乗り入れることを機に、都市計画の一環として作られた地下街。1978(昭和53)年に開業した。セントラルパーク担当者によると「当時の考え方は、単なる地下街ではなく地上の公園と地下街は一体であるとの理念で作られた」と話す。当時から衣料品などを中心とした店舗構成だったという。1997(平成9)年には50日間全館休業し、約40店舗の入れ替え・改装と、環境美装工事を行った。

 今回のリニューアルは今秋オープンする久屋大通公園(北エリア・テレビ塔エリア)に建設中の公園と店舗が一体になった「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」と並ぶ、栄エリアのにぎわいを担う施設となることを目的としたもの。

 スーパーマーケットを核とした食物販ゾーンが新設される。総菜、弁当、青果、パン、スイーツなどの店舗や、テークアウトに対応する店舗も充実させる。「増加する近隣の住居者やオフィスワーカーなど足元商圏の人々にお越しいただくため」(同)リニューアル内容の狙いを定めた。カフェを中心とした軽飲食ゾーンもリニューアルするという。

 現在、リニューアル前の「冬眠セール」(今月31日まで)を展開中。全館休館はせずに区画変更や新設・移転・閉店など段階的にリニューアルを進めていくという。通路もこれまで通り使うことができる。

 同社の野村和生社長は「今回のリニューアルで、再開発事業で生まれ変わる地上公園と並ぶ、エリアのにぎわいを担う施設となるために魅力向上を図りたいと考えている。日々の食の彩りをお手伝いする店舗を取りそろえる」とコメントを寄せる。

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