大須商店街(名古屋市中区大須2~3)で10月17日・18日、謎解きゲーム「金色の挑戦」が開催される。
「金のやつら」によりさらわれてしまうふれあい広場の「招き猫」
毎年このシーズンに開催され、今年43回目を迎える予定だった大道芸人が集まるイベント「大須大道町人祭」がコロナ禍で中止になり、「密」を避けた企画として同商店街のまちなかで過去の同祭の様子を抑えた写真展や「おいらん道中」の衣装展示(今月10日~18日)をすることになった。
謎解きゲームは同商店街連盟青年部が企画。青年部副部長の井上誠さんは「写真展や衣装展示だけではやはりさみしい、何かやろうという思い。謎解き企画であれば、大勢の人が集まることもなく『密』も避けられ、商店街を回遊できる楽しみもできると考えた」と話す。
「大須大道町人祭」で人気の高いパフォーマンスで全身金色のダンサーが舞を披露する「金粉ショー」、同商店街の「ふれあい広場」の「金の柱」をめぐり争う「金の玉ころがし」や地元店主らが金銀の全身タイツに身を包みラグビーボールのパスゲームなどを行うなど、大須のさまざまシーンで出てくる「金色」にちなみ企画した。
謎解きのストーリーは「大須大道町人祭中止の悲報を聞いた、『金のやつら』が大須に逃げ出した」ことに始まる。「金のやつら」によりさらわれた、ふれあい広場のシンボルの「招き猫」を救い出すミッションとする。
イベント期間中、ふれあい広場に設けるインフォメーションブースで配布する、同企画のガイドマップを使って謎解きゲームに参加できる。ガイドマップに記された場所には「金のやつら」が置かれ、用意されている「謎」を解いて答えを導き出す。全ての謎を解いた人先着500人を対象にオリジナル缶バッジを進呈する。
井上さんは「企画づくりも準備も短期間だが、大須らしい手作りのイベント。予約も不要なので商店街を訪れたついでに気軽に参加してもらえたら」と呼び掛ける。謎解きゲームの開催時間は12時~17時。参加無料。
同企画の「にぎやかす演出」を目的に現在、仁王門通のアーケードに大きな「金の玉」がつるされている。「金の玉の写真を撮るなど楽しんでほしい」(同)。「金の玉」の設置は今月中までの予定。