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栄の松坂屋に大須ういろの新ブランド「初」直営店 「蒸したての姿届けたい」

大須ういろの新ブランド「初(うい)」。通年販売の「基(もと)の初」は白・桜・抹茶・黒・ないろ・きな粉の6種類が入る

大須ういろの新ブランド「初(うい)」。通年販売の「基(もと)の初」は白・桜・抹茶・黒・ないろ・きな粉の6種類が入る

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 大須ういろ(名古屋市緑区)の新ブランド「初(うい)」の直営店が12月18日、松坂屋名古屋店(中区栄3、TEL 052-251-1111)地下1階にオープンした。

松坂屋名古屋店地下1階にオープンした「初」直営店の様子

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 ういろは米粉と砂糖で作った素朴な蒸し菓子で、名古屋銘菓の一つ。同社では、一口サイズに包装した「ひと口ういろ」や、バーを刺した「ウイロバー」、個包装したういろを最中で挟む「ういろモナカ」など、さまざまな形に商品展開している。

 同ブランド発案者は「工場で蒸し立てのういろを本来の姿で届けたいと、ずっと考えていた」と振り返る。2015(平成27)年6月に1回目の試作を行い、以降、蒸し時間、材料など試行錯誤し作り上げた。

 「初」は、消費期限1日の生ういろ。より米粉にこだわり米粉の風味を大切にした。大須ういろの特徴「もっちり、歯切れがいい」をよく表現しているという。「ないろ」は小麦粉不使用にした。棒状にした形は「1つ食べて、また次がほしくなる大きさ」という。

 「パッケージングすると日持ちもするし、商品の味に変わりもないが、やはり蒸したてそのままの姿を味わってほしい。土産として重宝されたため保存性の高さを重視し、『日持ちするういろ』のイメージを付けてきてしまった」と担当者。「ういろはもともと、和菓子店にある生菓子同様、日持ちしないのは当たり前。和菓子屋からいつしかお土産屋になってしまった。もう一度、和菓子屋だという思いを大切にしたい」と話す。初心に帰るなどの意味を込め「初」と名付けた。

 大人向けの4カテゴリーと、子どもにもういろを食べてほしいと用意した見た目もかわいい子ども向けがある。大人向けは、白・桜・抹茶・黒・ないろ・きな粉の6種類が入る通年販売の「基(もと)の初」のほか、季節の素材を使う「折々の初」は現在、焼きさつまいも・栗ないろが3つずつ、暦の出来事に合わせた「暦の初」は紅白を表現した白・桜が3つずつ、奥深いういろの世界を提案する「創(さう)の初」は玄米茶・深蒸し煎茶・ほうじ茶強焙煎(ばいせん)など6種類が入る。価格はいずれも1,890円。

 子ども向けの「こどもの初-あさぎ-」は、きびさとう・ゆず・くろごまなどの5つの味で恐竜やロボットの形をしたういろ、「こどもの初-なでしこ-」は、ラズベリー・しお・いちごミルクなど5種類で天使やチョウの形をしている。価格はいずれも1,782円。

 「日持ちしないので、名古屋だから食べられるもの。地元・名古屋の方にぜひ食べてほしい」と担当者。今後のアイデアは、異なるもっちり感が楽しめるセットや、アールグレイ、アッサムなど種類の違う紅茶のセットなどで、「作ってみたいものがたくさん。チャレンジしていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。

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