世界コスプレサミット実行委員会(WCS)が5月22日、「世界コスプレサミット2021」の企画概要を発表した。
同イベントは日本のアニメ・漫画文化を通じた国際文化交流を目的に、2003(平成15)年から愛知県で開かれている。昨年は、新型コロナウイルスの影響で初めてオンラインで開催。24時間番組を配信し、チャレンジ企画やトークリレー、コスプレチャンピオンシップなどを行った。
19回目となる今回は8月7日・8日に開催。「We Can Start,Again !!」をテーマに掲げ、リアルイベントを一部再開し、オンラインと合わせた「ハイブリッド」での開催となる。昨年に続き名古屋発エンターテインメント集団「ボイメンファミリー」がコラボパートナーとしてイベントを盛り上げる。今年は、愛知県が主体の総合ポップカルチャーイベント「あいちポップカルチャーフェスティバル」と初の同時開催が決定。アニメ・漫画に関するイベントとして、アマチュア・企業出展ブースなど多彩な内容を予定している。
森貴宏WCSプロデューサーは22日に配信された「世界コスプレサミット大発表会」で、「去年は苦渋の決断の中でオンライン開催となった。今年はできる範囲で再開させたい。テーマソングにもなっている『We Can Start』という言葉は『ワールドコスプレサミット』の頭文字から取っている。もう一度、始めていきたいという思いを込めている」と意気込みを語った。
主な会場となるのは栄エリアが「オアシス21」「ヒサヤオオドオリパーク」、大須エリアが「大須商店街」「フラリエ」。オアシス21会場には特設ステージを設置。さまざまなステージ企画やコスプレイベントを行う。今年はステージ・ブースエリアとなる「銀河の広場」は密を避けるためにフリー撮影禁止となるが、地上や「水の宇宙船」では撮影が可能。ヒサヤオオドオリパークでは「水盤内特別撮影会」を開く。
2年ぶりとなるワールドコスプレチャンピオンシップは、「ワールドコスプレチャンピオンシップVideo Division」としてオンラインで配信。オアシス21特設ステージで、各国・地域で選出された代表コスプレイヤーが撮影・編集したコスプレ映像作品を生配信で審査し、グランドチャンピオンを決める。
新企画として、インディーズ映画のサブスクリプションサービスを展開する「DOKUSO映画館」とタッグを組み、「コスプレ」をテーマにしたショートフィルムコンテスト「コスプレ映画祭」を開催。映像クリエイターとコスプレイヤーの化学反応で生まれる作品を募集する。
7月3日には蒲郡市の「ラグーナテンボス」でコスプレイベント「ラグコス2021」を開催。昼の部ではラグーナビーチを撮影に開放。夜の部ではステラパークを開放し、コスプレパフォーマンスステージを行う。
現在、WCS事務局では、オアシス21特設ステージで行う企画「コスプレランウェイ」「コスプレパフォーマンス」に出演するコスプレイヤーを募集中。「あいちポップカルチャーフェスティバル」のアマチュア・企業出展ブースは募集を受け付けている(6月15日締め切り)。「コスプレ映画祭」コンテストのための企画プロットの募集は、6月1日開始予定(後日、DOKUSO映画館ホームページで詳細発表)。