2022年に開催される国際芸術祭「あいち2022」の記者会見が8月23日、愛知芸術文化センター（名古屋市東区東桜1）で行われ、参加アーティスト第1弾が発表された。

刈谷市出身で世界的な評価を受けたアーティスト河原温さんの作品も出展

　同芸術祭は「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」をテーマに、来年7月30日～10月10日の73日間にわたり開催される。主な会場は名古屋市の愛知芸術文化センター、有松地区、一宮市、常滑市。

　「現代美術」は国内外から80組程度のアーティストおよびグループが新作を含む作品を展示。「パフォーミングアーツ」は国内外の先鋭的な演劇、音楽、ダンスなどの舞台芸術作品を10演目程度上演する。第1弾の参加アーティストとして、愛知県出身の三輪美津子さん、横野明日香さんら、国内外の22組が発表された。

　会見では「あいち2022」の公式ロゴを発表。デザインを担当したのは、アーティストデュオ「Nerhol」としても活動するデザイナーの田中義久さん。芸術監督の片岡真実さんとディスカッションしながら、開催地である愛知県の形状・歴史や、テーマ「STILL ALIVE」からインスピレーションを得て、ハートの形のロゴがデザインされたという。

　現代美術等の普及・教育により、文化芸術の日常生活への浸透を図る「ラーニング・プログラム」は芸術祭の開催前から順次、幅広い層を対象にさまざまな企画を実施する。