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名古屋パルコで国内繊維産地のものづくり技術と魅力を紹介する展示

名古屋パルコで開催中の展示の様子。デニム産地「三備」の生地で作られたデニムパンツも展示

名古屋パルコで開催中の展示の様子。デニム産地「三備」の生地で作られたデニムパンツも展示

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 国内繊維産地の技術力や環境配慮の取り組みを紹介する展示が9月24日、名古屋パルコ(名古屋市中区栄3)東館 地下1階で始まった。

「播州」のシャツ生地で作られたサンプル製品も取材記事と一緒に展示

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 企画は「伊藤忠ファッションシステム」。国内繊維産地のものづくり技術の発信をテーマに、パルコの協力で企画した。同社の三次めぐみさんは「年々縮小している国内繊維産地のものづくり技術と魅力を、改めて消費者を含め世の中の人に知ってもらいたいとの思いに基づいた展示」と説明する。日常生活の中でも身近なファッションにスポットを当て、ものづくりの裏側を紹介する。

 会場には、木曽川流域の毛織物産地「尾州」、シャツ生地で有名な関西の「播州」、岡山・広島を中心としたデニム産地「三備」を産地別で紹介したパネルを展示。テキスタイルメーカー5社と縫製企業1社を取材した情報や、それぞれの産地で作られた生地のサンプル製品、型紙、道具などを一緒に紹介。エシカル消費にも視点を置いた企画のため、展示パネルについても有孔ボードを使うなど、再利用のできる素材を使っているという。

 三次さんは「SDGsやエシカル消費という言葉が昨今注目を集める中、何をどのような思いで消費するかという選択を握っているのは消費者一人一人。リサイクル可能な商品だけがサステナブルということではなく、『いいものを長く使う』ことや、『環境配慮・労働環境』といった切り口での取り組みをしている工場で作られた製品を選ぶなど、知ることで見えてくる新たな選択肢がある」と話す。

 10月は「GQ JAPAN」の協力で、名古屋城を舞台とした「スペシャルファッションプレゼンテーション」を、産地の魅力と合わせて映像配信する。

 開催時間は11時~20時。9月26日まで。

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