見る・遊ぶ

鶴舞公園で「鶴舞ロックフェスティバル」 ライブハウス店長が企画、再開へ

「鶴舞ロックフェスティバル2021」のチラシを手に主催者でライブハウス「K.Dハポン」店長の武村モモジさん

「鶴舞ロックフェスティバル2021」のチラシを手に主催者でライブハウス「K.Dハポン」店長の武村モモジさん

  • 9

  •  

 「鶴舞ロックフェスティバル2021」(通称=鶴ロック)が11月28日、鶴舞公園(名古屋市昭和区鶴舞1)内の「奏楽堂」前で開催される。

「鶴舞ロックフェスティバル2021」会場の鶴舞公園内「奏楽堂」前

[広告]

 1999(平成11)年5月に初開催し、以降10回程度、開催を重ねた同イベント。主催は、現在、鶴舞のライブハウス「K.Dハポン」で店長を務める武村モモジさん個人。

 初開催の前年に、大須のレコード店で手にしたチラシで知った同公園で開催されたフリーイベントに、モモジさんが所属するバンド「スティーブジャクソン」として出演したことに始まる。モモジさんは「そのイベントで使われていた機材が拾ってきたスピーカーなどで、決して屋外イベント向きではなかったが、楽しかったし、こんなかたちでもイベントが開催できるんだと思い、自分でも企画してみようと思った」と話す。

 「鶴ロック」初回は、奏楽堂近くのイスなどがある広場で開催していた。出演者は、遠くから著名アーティストを呼ぶのではなく、普段からモモジさんががライブなどで好きで見ている地元アーティストを中心に集めた。当初から入場無料で開催している。「最初は知らないことだらけで、タイムテーブルに予定を詰め込みすぎて出演者に迷惑を掛けたり、使用許可は取っていたものの、公園利用者に怒られたりした記憶がある」と振り返る。

 2005(平成17)年に同店で働き出してからは鶴ロックを1~2回、小規模の「つぶろっく」(2009年開催)を開催したが、「毎日、店でライブが行われ、仕事としてライブの企画もし、忙しくあっという間に時が過ぎていった。ほかにもフェスが増えてきたことから、いつしか自分で企画しなくなった」という。

 今回、再開したきっかけは、新型コロナウイルス感染症の影響で同店も休業することになり、「時間ができた」ことから。「自分の先の人生を考えた。鶴ロックを思い出し、このままだと二度と自分で企画して開催しないかもしれない。自分のやりたいことを見つめ直した」とモモジさん。

 当日は、10組が出演する。大阪の1組を除き、そのほかは東海エリアを拠点にしているアーティスト。当時と変わらず、モモジさんが普段見ているアーティスト、今見てほしいと思うアーティストに声を掛け集めたという。

 会場では同イベントのビジュアルをプリントしたTシャツ(緑と白の2色展開、3,500円予定)、ロングTシャツ(同、4,000円~4,500円予定)、トートバッグ、防護服などのグッズを販売する。出演アーティストの音源なども販売する。今池のカフェ「月のひなた」がフード販売を行うほか、「K.Dハポン」がドリンク販売を行う。

 モモジさんは「当日はマスク着用など感染対策をしてきてほしい。鶴ロックを毎年続けて行きたいと思うので、ハメを外しすぎないように楽しんでほしい」と笑顔で呼び掛ける。

 開催時間は12時~19時。入場無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース