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栄のコワーキングで常滑の和菓子「トイレの最中」販売 地域連携企画で魅力発信も

久屋大通公園を臨むコワーキングスペース「THE TOWER LOUNGE CASHIME」を背景に「トイレの最中」

久屋大通公園を臨むコワーキングスペース「THE TOWER LOUNGE CASHIME」を背景に「トイレの最中」

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 中部電力 MIRAI TOWER(名古屋テレビ塔)3階のコワーキングスペース「THE TOWER LOUNGE CASHIME(カシメ)」(名古屋市中区錦3)で11月19日から5日間、常滑市の老舗和菓子店の和菓子「トイレの最中」を販売する。

「衛生陶器・やきもののまち」常滑市の老舗和菓子店の「トイレの最中」外箱と中身

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 「トイレの最中」は「大蔵餅」(常滑市)の商品で、洋式便器をモチーフにしたもなかに、あんを別添えした菓子。考案したのは15年前で、今年8月に「INAXライブミュージアム」(常滑市)で、9月に大蔵餅で販売開始した。常滑焼などのやきもののまちで、衛生陶器づくりも盛んな常滑市にちなむ。

 カシメオーナーの星野充人さんは「当店は地域連携にもつながる社交場としてのコワーキングスペースを目指している。この取り組みの形として今回の企画に至った」と話す。星野さんによると大蔵餅社長から「『トイレの最中』は、『衛生陶器のまち常滑』を思って作ったものであり、ただ話題になって売れれば良いのではない」と聞き、地域連携につながるように企画し販売することにした。

 販売初日は、ユニセフが定める11月19日「世界トイレの日」に設定し、トイレの大切さを考えるきっかけとする。カウンター席では、常滑焼で提供する日本茶や紅茶と共にカウンターで楽しめる「呈茶セット」を販売し、壁面には「常滑を知り、行きたくなるような」常滑の映像を上映し、魅力発信をする。「『トイレの最中』の販売を通じて、『常滑の魅力』『衛生陶器・やきもののまち常滑』を感じてもらい、地域連携の姿を作り出せれば」(星野さん)と話す。

 店内には、久屋大通公園を望める場所に本物のトイレを設置。トイレに座るほか、座りながらトイレの最中を食べる様子の撮影なども楽しめるようなフォトスポットとしても提供する。利用は購入者優先とする。

 トイレの最中の価格は、単品販売は1個=324円(1日50個限定、購入は1人3個まで)、呈茶セット=924円(同、滞在時間は1人1時間まで、カウンター席のみ利用可能)。

 カシメオープン時には岐阜県美濃加茂市と連携した企画展示も実施。今後も、愛知、東海エリアにちなんだ企画を展開予定しているという。

 同塔3階までは入場無料。営業時間は10時~21時。11月23日まで。

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