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金山の書店で作品展と朗読会 父と娘共著「美しいってなんだろう?」刊行を記念して

娘のつたさんと共に「美しいってなんだろう?」を執筆した矢萩多聞さん

娘のつたさんと共に「美しいってなんだろう?」を執筆した矢萩多聞さん

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 金山総合駅近くの書店「TOUTEN BOOKSTORE」(熱田区沢上1)2階ギャラリーで8月11日、書籍「美しいってなんだろう?」の刊行を記念した作品展が始まった。

「美しいってなんだろう?」の書影。同書の他、矢萩さんの著書が並ぶ

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 6月に「世界思想社」(京都市)から刊行された「美しいってなんだろう?」は、京都在住の画家・装丁家の矢萩多聞さんと娘のつたさんの共著。同書は13のテーマを基に矢萩さんがこれまでに目にしてきた「忘れえぬ美しい光景」を書き留め、つたさんは矢萩さんが書いた文章を読み、自分なりの「美しい」について語るという「対話」で構成されている。タイトルは、ある日つたさんが矢萩さんに何気なく問いかけたフレーズだという。

 同書の構成を踏まえ、作品展も「娘との合作にしたい」と考えた矢萩さん。会場では、矢萩さんとつたさんがそれぞれ制作した作品を展示する。つたさんは1歳ごろから絵を描き始めて、これまで多くの作品を制作してきた。展示に当たり、夏らしさを感じられる作品を選び、タイトルは「作品展に際して考えてもらった」(矢萩さん)という。同書の装画に使われた作品も目にできる。

 矢萩さんは「13歳ごろから描いている」という、自身のライフワークの一つともいえるペン画作品を展示。会場には20代に手がけた作品をはじめ大小さまざまな作品が並ぶ。矢萩さんは「娘が生まれる前に描いた絵を、娘の作品と一緒に展示できるのは感慨深い」と目を細める。

 開場時間は8時30分~18時(金曜は21時まで、土曜・祝日は10時~)。日曜定休。今月27日まで。

 作品展終了後、9月2日には朗読会の開催を予定している。テーマは「文字」。矢萩さんが1章を朗読し、「TOUTEN BOOKSTORE」店主の古賀詩穂子さんと参加者がテーマについて自由に語り合う。

 矢萩さんは執筆中からイベントの構想を思い描いていたという。イメージしたのは「海外の映画でよく見かける、作家が自分の本を書店で朗読するシーン」。刊行後、大阪、横浜、東京、京都で朗読会を開いてきた。「記憶をたどって語られるささやかなエピソードはそれぞれが魅力的で、その人にしか紡げない物語」と矢萩さん。「娘からの問いかけに僕が応えたように、テーマを基に自分だけの記憶を思い出し、集まった人たち同士での『おしゃべり』を楽しめたら」と笑顔を見せる。朗読会の様子は、後日オンライン配信する。

 読書会の参加費は現地参加=1,500円(チャイ付き)、オンライン配信=1,000円。

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