名古屋市の将来に向けてどんなまちを目指すべきかを市民目線で語り合う「なごや未来創造ワークショップ」が10月から、4カ月にわたり開催される。主催は名古屋市総務局企画部企画課。
ワークショップ会場の名城大学ナゴヤドーム前キャンパス「社会連携ゾーンshake」
名古屋市はこれまで、「名古屋市総合計画2023-世界に冠たる「NAGOYA」へ-」において、「人権尊重」「子育て」「災害対策」「自然との調和」「世界に開かれたまち」の5つの目指す都市像を掲げ、その実現に向け事業や施策を展開してきた。従来の方向性も踏まえつつ、市民目線で理想とする未来の名古屋について議論することを目的とする。
名古屋市在住・在勤・在学のメンバー約30人が集い、4回にわたって継続的な対話を行う。10月17日の「Day1」以降、毎月1回ワークショップを行い、2023年1月の「Day4」では、参加者が理想とする未来の名古屋の発表をする予定。
総務局企画部企画課の担当者は「多様な立場の人に参加してもらえれば。年齢、性別を問わず幅広い方々が参加するワークショップの場にしたい。さまざまな目線が交じり合い、行政職員では思いつかない未来の名古屋について議論してほしい。まちで暮らす方々が普段感じている時代の変化も踏まえた議論を深めてほしい」と期待を寄せる。
ワークショップの運営には一貫してプロのファシリテーターが携わり、対話の円滑な進行を促す。担当者は「意欲的に率直に考えていることを聞かせてほしい。この数年、新型コロナウイルスの感染拡大もあり、対面で人が集まる機会は少なかった。参加することで、日常生活では出会えない分野の異なる人たちとのつながりもつくれるのでは」と話す。
参加申し込みは10月11日正午まで、ウェブの専用フォームで受け付ける。対象は名古屋市在住・在勤・在学の18歳以上の人。応募者多数の場合は抽選。