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6月末で営業終了の「ロフト名古屋」でメモリアル展示 27年間の思い出振り返る

「ロフト名古屋よみがえるメモリアル」展示の様子

「ロフト名古屋よみがえるメモリアル」展示の様子

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 6月末での営業終了を発表した「ロフト名古屋」(名古屋市中区栄3)の27年間を振り返る展示が4月28日、同店1階特設会場で始まった。

ポスターやグッズ、Tシャツなどの展示

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 会場正面には、開業時の写真や新聞記事などを掲示する。1996(平成8)年11月15日に開業した同店。当時の新聞各社の記事には、オープンから3日間で約25万人の来客があったことなどがつづられ、注目を集めていた様子がうかがえる。

 壁面には、過去のイベントポスターやシーズンポスターも並べる。展示を担当した販売促進係の古賀悦子さんは「現在は全国のロフトで統一したシーズンポスターを使用しているが、2006年ごろまでは名古屋オリジナルで制作していた。独自企画のイベントも多かった」と説明する。

 クリスマス、ハロウィーンなどのシーズンごとにスタッフに支給されたオリジナルTシャツも複数種類そろえる。「現役スタッフだけでなくOBにも呼びかけて、過去のTシャツを集めた」と古賀さん。

 このほかの展示内容は、過去の販促物やオリジナルグッズ、チラシ、同店オリジナルCMの映像、現在・過去のTシャツユニホームなど。ブルゾンとエプロンを着用してロフトスタッフになりきった写真が撮れるフォトスポット、同店の思い出を付箋に書き込めるメッセージコーナーも用意する。6月には、メッセージをピックアップしたタペストリーを制作して展示するという。期間中、少しずつ展示品を入れ替えていく予定も。

 古賀さんは「営業終了を発表した際には、『寂しいけれど閉店までにまた行きます』と別れを惜しむお客さまからの電話もあった。スタッフ間では『まだ閉店の実感がない』と話しているが、これから徐々に実感が込み上げてくる気がする」と思いをかみしめる。閉店後は、名鉄百貨店本店メンズ館内の「名駅ロフト」やSAKAE NOVA内の「栄ロフト」など近隣店舗で、雑貨文化の発信と生活提案を続けていくという。

 展示は営業最終日の6月30日まで。

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