丸善名古屋本店(名古屋市中区栄3)5階文芸書売り場で5月13日から、「最果タヒ書店」が開催されている。
同店を運営する丸善ジュンク堂書店(東京都中央区)が、作家とコラボレーションする企画「作家書店」の第33弾。作家が「店長」になり、幅広いジャンルの本を選んで紹介する。同社経営企画部の工藤淳也さんは「2003年のスタート以来、選書が魅力的になりそうな作家を店長に迎えてきた」と話す。
第33代店長は現代詩人の最果タヒさんが務め、旗艦店のジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区)を皮切りに全国の店舗を巡回する。選書の紹介に加えて、同企画のために書き下ろした作品のオリジナルグッズ製作・販売も行う。同企画でオリジナルグッズを製作するのは今回が初。
名古屋店では、最果さんの著書と、「詩のクリアファイル」(990円)や「詩のお香」(全3種類、各2,420円)、「詩のハンカチ」(1,650円)などのオリジナルグッズを販売。「宇宙」「夢」など6つのテーマに沿って最果さんが選書した約420作品をまとめた選書リストを配布する。
陳列棚の装飾は、最果さんの著書の装丁や、オリジナルグッズを手がけるグラフィックデザイナーの佐々木俊さんがデザインしたもの。オリジナルグッズのうち「詩のブックエンド」(9,900円)と「指輪の詩」(19,800円)は受注生産で、注文はオンラインショップで受け付ける。
営業時間は10時~21時。6月11日まで。