小倉トーストにまつわるエピソードを詠む短歌を募るキャンペーン「みんなでつくる小倉トースト百人一首」が7月20日に始まる。主催は小倉トーストや喫茶文化の普及活動に取り組む「小倉トースト普及委員会」。
9月10日を「愛する小倉トーストの日」に制定し認定を受けるため、高野仁美さん、阿部充朗さんが昨年3月に同委員会を発足。小倉トーストの普及や東海地区の喫茶文化のさらなる盛り上げを目指すため、有志会員とアイデアを出し合う中で、「小倉百人一首ならぬ『小倉トースト百人一首』を作ってみては」という案が上がり、「募った短歌を喫茶店に飾ったり、かるた大会を開催したりすることもできると想像が膨らみ、実現化に向けて動き始めた」と同会委員長を務める高野さんは振り返る。
応募方法は2種類。キャンペーン参加店舗で小倉トーストを注文し応募用紙を受け取り、短歌1首と必要事項を記入して参加店舗に提出、またはXでハッシュタグ「#小倉トースト百人一首」を付けて短歌を投稿すると応募完了となる。参加店舗は、高野さんが経営する「喫茶はじまり」(名古屋市北区)など東海地区の喫茶店17店で、現在も参加店舗を募っている。
短歌の選歌には、歌人の野口あや子さんと小坂井大輔さんが特別審査員として協力。今月14日には「ポピー談話室」(中区)で野口さんによるワークショップを開く。高野さんは「短歌を詠んだことのない人のために、野口さんが基本をレクチャーする」と話す。参加費は3,500円(コーヒー、小倉トースト付き)。
応募は8月31日まで。9月10日~16日に開催する「喫茶七番」(中区)で「小倉トースト百人一首展」会期中に、特別審査員による講評と優秀作品の表彰を行う予定。応募用紙の「応募済証」を3枚集めた参加者には、オリジナルステッカーを進呈する。高野さんは「小倉トーストの思い出や、あふれる小倉トースト愛を集め、さらなる盛り上げに生かしていきたい」と意気込む。