名古屋のインディーズカルチャー誌が音楽イベント-会場演出に工夫も

名古屋クラブクアトロで開催する「THIS IS(NOT) MAGAZINE」イベントのフライヤー

名古屋クラブクアトロで開催する「THIS IS(NOT) MAGAZINE」イベントのフライヤー

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 東海エリアを中心に発行するインディーズカルチャーマガジン「THIS IS(NOT) MAGAZINE」が主催する音楽イベントが8月13日、名古屋クラブクアトロ(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8211)で開催される。

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 同誌を発行するのは岐阜県在住の武部敬俊さん。雑誌では、武部さんのフィルターを通して自身が「紹介したいと思うオモシロイ人、物、事」をさまざまな切り口で紹介している。8月に発売予定の最新号は「ファッション」を切り口に、日本各地で活動を続けるアーティストやインディーズレーベルをいくつか紹介している。

 「より多くの人にしってもらうきかっけになれば」と取材した数々のバンドを「文章を読んだだけではやはり伝わり切らないから、実際に音を聴いてもらう機会を作ろう」と同誌企画のイベントを開催し始めたのは約2年前。「初めてバンドの音楽を聴く人が来ることを想定して、会場での演出だけでも楽しんでもらえるような場所探し」を心掛け、毎回イベント会場を変えている。

 今回のイベントは、「定期的に行っている雑誌発信の音楽イベント」に興味を持ったクアトロの白澤正紹さんが武部さんに声を掛けたことから実現した。同誌について、白澤さんは「東海エリア発として企画性を持ってイベントを行っている感じが面白い。若い人がDIY精神で、面白いことを発信しようとしているので応援したいと思った」と話す。

 当日は、ステージの設置に工夫を凝らし、フロアを使用してのライブを行うほか、飲食や雑貨の屋台なども展開してにぎやかな雰囲気を演出する。「これまで6回イベントを企画してきたが、どのイベントでもお客さんは、バンドはもとより、会場の演出も楽しみにして来ていることを実感した」と武部さん。「今回も、ライブ以外の面白さを演出する工夫をしている」と話す。

 アーティストは、ECD、にせんねんもんだい、サンガツ、de!nialなど、計7アーティストが出演。「例えば、『出演バンドのことを全く知らないけれど、出店屋台が楽しみで』という理由で来場してくれた人などが、初めて耳にする音楽を聴いてびっくりしながらも楽しんでもらえたりするとうれしいし、こちらもより楽しくなる」と武部さんはほほ笑む。

 開催は17時~。入場料は、前売り=3,000円、当日=3,500円。

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