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大須・レトロビルにプレスコーヒー専門店-「一杯ずつ手をかけたコーヒー」を

大須・Annon堂1階にオープンした「珈琲じゅっぷん」店内の様子

大須・Annon堂1階にオープンした「珈琲じゅっぷん」店内の様子

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 大須の複合店舗ビル「Annon堂(アンノン堂)」(名古屋市中区大須2)1階にプレスコーヒー専門店「珈琲じゅっぷん」がオープンして2カ月がたった。オープンは9月30日。

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 店舗面積は約6坪で、席数は6席を設ける。店長の小田切勝さんと妻・郁予(ふみよ)さんが切り盛りする同店。勝さんは3年半、長野県松本市でコーヒーショップを開いていた。「自分のいれるコーヒーを他の土地の人にも知ってほしい」と出店先を探していたところ、「たまたま買い物に来た大須で見つけたのがAnnon堂だった」と振り返る。「昭和な雰囲気の建物と大通りか少し入った路地にあるのが気に入った」とも。

 同店のコーヒーはすべて「フレンチプレス」でいれるのが特徴。「お茶のように金網でこすので粉が入ってしまうが、普通抽出時に吸い取られてしまう『うま味』のつまったオイルをそのまま味わえる」という。メニューは「温かいコーヒー」(500円)と「冷たいコーヒー」(550円)の2種類。産地別に4~5種類の無農薬豆を用意する。

 「こだわりは、一杯一杯のコーヒーに手間を惜しまず時間をかけて丁寧にいれること」と勝さん。機械を使わない手作業で行う工程は腐った豆や枯れた豆を一つひとつ選別するところから始まる。豆の状態をよく見ながら直火で丁寧に焙煎(ばいせん)し、深めにいってコーヒー本体の「コク」「甘味」「うま味」を引き出すという。「ふと足をとめてコーヒー一杯でゆったりと豊かな時間を過ごしてもらえたら」とほほ笑む。

 オープン後、松本や東京など前店の常連が訪れることもあるという同店。「プレスコーヒーを飲んだことのない人も多いのでは」と勝さん。「自信をもって提供しているので、1人でも多くの人にプレスコーヒーを楽しんでもらえたら」と笑顔をみせる。

 営業時間は11時~21時。水曜定休。店内では作家の手作り雑貨も販売している。

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