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名古屋で「へそフェス」-地域演劇を紹介、初回は「京都」にフォーカス

名古屋で公演する京都の演劇人。左から杉原邦生、田辺剛、ごまのはえ

名古屋で公演する京都の演劇人。左から杉原邦生、田辺剛、ごまのはえ

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 名古屋市内の3つの演劇ホールで2月24日より、地域演劇を紹介する「日本のへそ演劇祭」(通称「へそフェス」)が開催される。会場となるのは、「千種文化小劇場」(名古屋市千種区千種3)、「七ツ寺共同スタジオ」(中区大須2)、「うりんこ劇場」(名東区八前1)。

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 へそフェスは、「地域・ヒト・演劇をもっと身近に」をコンセプトに、名古屋・東海地方の観客・市民がより深い感動と出合う場を作る演劇企画。東京発信の「誰もが知っている共感」よりも、地域発信の「そこでしか得られない感動」を求める人々のニーズに応え、日本各地の知る人ぞ知る優れた演劇を紹介する。

 第1回のテーマは「京都」。関西の古都から作家、演出家、劇団を招き、3つの公演を行う。実行委員会チーフプロデューサーの平松隆之さんは「東京で見られる多くのメーンカルチャーは重要だが、その地域でしか見られないものもたくさんある。へそフェスは各地域をネットワークでつなぎ、東京では味わえない体験をしてもらうことがコンセプト」と話す。

 テーマに京都を選んだ理由は、「揺るぎない歴史と文化(メーンカルチャー)がある中で、新しいもの、珍しいもの(サブカルチャー)が生まれ続けている街だから」という。「京都には呼びたい劇団が10以上あるが、黙って待っていても名古屋にはなかなか来ない。フェスのような形があれば呼びやすいし、紹介の仕方も広がる」。「今回招聘(しょうへい)したのは、作家の田辺剛さん、演出家の杉原邦生さん、劇団のニットキャップシアター。京都の多様な魅力が伝わるラインアップになった。実行委員会スタッフが実際に見て、名古屋の皆さんに見てほしいと感じたおすすめの演劇」とも。

 既に実行委員会主催のワークショップやシンポジウムなども開かれ、平松さんは公演に向けて期待の高まりを感じている。「イベント参加者やボランティアスタッフからの声で、どんどん新しい企画が増えている。ホールを巡るスタンプラリーやグッズプレゼントなど、出口が芝居を楽しむことになれば、興味の入り口は何でもいい。見る側、演じる側という枠を超えた演劇の楽しみ方、ネットワークを広げていくことが、へそフェスの大きな目標」と平松さん。

 「スポーツが見る人に感動を“チャージ”するものだとすれば、アートは見る人の何かを“チェンジ”するもの。へそフェスを体験し、景色が違って見えるようになったと言われたら成功」とも。

 上演スケジュールなどはサイトで確認できる。3月13日まで。

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