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栄のアプリ開発会社、大ナゴヤ大学とのコラボゲーム制作

グッディアの深野社長

グッディアの深野社長

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 スマートデバイスアプリケーションの企画・開発・運用を行う「Goodia(グッディア)」(名古屋市中区栄2)は4月28日、大ナゴヤ大学と共同で開発したスマートフォンゲーム「『鬼蹴り II』~鬼蹴りで空気を蹴って空へのぼれ!~」をリリースした。

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 共同制作のきっかけは、NPO法人「大ナゴヤ大学」(大須3)が昨年12月に開催した授業「あなたのアイデアが100万人に遊ばれるゲームになるかも!?スマホのミニゲームを考えよう!」。

 講師を務めたグッディア社長の深野さんは「参加者がアプリ制作について、肌で感じて、実際に考えてみるような体験型の授業を行いたかった。一通り、アプリをどうやって作るのかを説明して、参加者にゲームを考えてもらったが、時間内に企画をまとめるのは難しそうだった」と振り返る。「短い時間で、とてもたくさんのアイデアが出たことに驚いた。一筆書きで星座を作ったり、人混み避けて走ったり、伸びたひげをそったりと、テコ入れすれば何とかなるような面白そうなアイデアもあった」と話す。

 こうした地元企業・NPO・市民が参加するプログラムについて、大ナゴヤ大学では社会貢献や地元を盛り上げることを目的とした「ファンドレイジングプログラム」を行う。NPOが企画をした授業で市民と地元企業が交流し、生まれたアイデアが商品化する。その売り上げの一部が寄付される仕組み。今回が初めての取り組みとなる。

 今回の授業コーディネーターを行った大ナゴヤ大学副学長の岡本さんは「生徒さんがわずか数十分で考えたアイデアを商品にするのは、モチーフや要素を取り入れることで商品化できたが、そのまま、というのは難しかったようだ」と話す。今後の展開については「市民・企業・NPOが一つとなって、まちを盛り上げたい。そのためにこのプログラムに参加していただける企業を募集している」

 参加者のアイデアを元に完成した同作は、スマートフォンの画面をタップして障害物をよけて上を目指すゲーム。操作は簡単だが難易度は上級者向け。「30分のひまをつぶしたり、1駅ぐらいで完結したりするような、誰でも簡単に遊べるカジュアルゲーム。アイデアをどうつなげるかの企画には苦戦したが、ゲームの奥深さや難易度、やり込み感を意識して制作した。今回もヒットしつつある」と深野さん。ベストスコアは871メートルで、950メートルを達成したユーザーも。ハイスコアの秘訣(ひけつ)は「落ち着いてやる。そして、たくさんやる。練習したらうまくなる」と利用を呼び掛ける。

 Google Play、App Storeから無料でダウンロードできる。

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