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金山で「庵野秀明展」 制作資料や敬愛する作品資料など2000点

「カラー」学芸員の三好寛さん(中央)、「グラウンドワークス:」社長の神村靖宏さん(右)などが参加した「庵野秀明展」愛知展の開会式

「カラー」学芸員の三好寛さん(中央)、「グラウンドワークス:」社長の神村靖宏さん(右)などが参加した「庵野秀明展」愛知展の開会式

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 「庵野秀明展」が4月13日、「金山南ビル美術館棟」(名古屋市中区金山町1)で始まった。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の約9メートル×4メートルの「第3村」ミニチュアセット

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 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などの代表作で知られる庵野秀明さんの創作活動の秘密に迫る同展。庵野さんがアニメーター時代に参加した過去作品のほか、監督やプロデューサーとして関わった最新の仕事などを紹介する。同展はこれまで、東京や庵野さんの出身地の山口などを巡回し、愛知が最後の開催会場となる。

 会場では、庵野さんが幼少期からリスペクトするという「ウルトラマン」「仮面ライダー」「宇宙戦艦ヤマト」など、アニメや漫画、特撮作品の原画やミニチュアなどの資料、アマチュアだった学生時代から没頭していったという自主制作作品の絵コンテ、衣装など資料約2000点を展示する。

 「新世紀エヴァンゲリオン」のスケッチや最初期稿、決定稿など、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の場面設定・画面構成検証用に作られた約9メートル×4メートルの「第3村」ミニチュアセット、「シン・ゴジラ」のシナリオ、台本、立像、「シン・仮面ライダー」のマスクなども展示する。

 庵野さんが社長を務める製作会社「カラー」所属の学芸員で「アニメ特撮アーカイブ機構」事務局長の三好寛さんは「見どころは全部。見てもらいたいものをたっぷり集めた。会場の隅っこの方も、添えられたメモ書きまで目を凝らして見てほしい。手作業のものづくりを感じてもらえるのでは」と話す。

 期間中、グッズ販売コーナーでは、愛知銘菓のえびせんべい「ゆかり」を金色のパッケージ仕様にした「ゆかり黄金缶」、金のしゃちほこの姿をしたゴジラのキーホルダーなど愛知会場限定商品のほか、紫と緑の「エヴァンゲリオン」初号機色に染め上げた有松・鳴海絞(しぼ)りの手拭いなど地元企業コラボ商品も用意する。

 開館時間は9時30分~17時(金曜・土曜・4月26日~5月6日は20時まで)。入場料(当日券)は、大人=2,000円、学生(高・大・専門)=1,600円、子ども(小学生以上中学生以下)=600円、シニア(65歳以上)=1,900円。6月23日まで。

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