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昭和・平成時代の学校風景を写真で紹介 桜山社が「名古屋・青春・時代」出版

「名古屋・青春・時代」を企画・編集した桜山社の江草三四朗さん

「名古屋・青春・時代」を企画・編集した桜山社の江草三四朗さん

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 名古屋の昭和から平成までの中学・高校の風景を紹介した写真集「名古屋・青春・時代」が3月29日、桜山社から発売された。

桜山社から出版された「名古屋・青春・時代」

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 同書は、1948(昭和23)年から2008(平成20)年までの約60年にわたり撮影された名古屋、愛知の中学校、高校の日常風景、部活、行事などをまとめた写真集。昭和・平成時代に名古屋の風物を取材し続けた新聞「名古屋タイムズ」が撮影した豊富な写真から、約260枚をセレクト。同紙の記事資料を保存、管理する「名古屋タイムズアーカイブス委員会」の長坂英生さんが、新たに解説文を加えている。

 写真は、入学式、卒業式、課外授業、修学旅行などの行事や登下校、衣替えなどの日常の記録、スポーツなどの部活に打ち込む姿、ファッション、音楽、映画ロケなどに熱中する様子など、約60校の学校内外の出来事を幅広く掲載。各時代の中学生、高校生たちの日々をテーマごとにまとめている。中学、高校だけでなく、予備校の入学式や授業風景なども見ることができる。

 企画・編集を担当した桜山社の江草三四朗代表は「学校が苦手だったが、小学4年生の頃、信頼できる先生との出会いがあり、好きになっていった。将来は先生になりたいと書いた小学校の卒業文集は今でも大切に持っている。出版の仕事をしていて、時代の変化とともに、人々の思い出や日常の記録がなかなか次代に残りにくくなったと感じている。とても短い青春の時間、皆の輝いた瞬間を、手に取れる形にして残していきたいと考えた」と制作の経緯を話す。

 「60年分の写真から選びながら、改めて変わりゆく風景に驚いた」と江草さん。「高校の合格発表がネットへ移行していく中、合格を喜ぶ生徒たちの様子も変わったし、制服のデザインも変遷している。学校名も変わっていて、本書では新旧を併記した。変わらないのは、青春を謳歌(おうか)する生徒たちの姿で、今より不便なこともあったはずだが、自由でエネルギーに満ちあふれている。学校外での街の人々との写真もあり、タイトル通り、名古屋の地域性、青春の輝き、時代の変遷が全て感じられる写真集になった」と話す。

 「かつて学生だった人たちは、忙しい日々の手を少し休めて、青春時代を振り返ってもらえたら。今の若者たちには、スマホのない時代でも学生たちは自由で、楽しくて、ちょっと甘酸っぱい青春を送っていたことを知ってほしい。写真に写っている生徒の数だけ、個性的な青春があったことが感じられるはず」と同書の魅力をアピールする。

 仕様はA5判、224ページ。価格は2,200円。

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