栄でおしゃれなゴミ拾い―「グリーンバード名古屋」が始動

ゴミ拾い前に円陣を組む参加者たち

ゴミ拾い前に円陣を組む参加者たち

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 ゴミ拾いレンジャーで知られるNGOア∞ス(アース)は3月8日、NPO法人グリーンバード代表の長谷部健さんの講演会と、グリーンバードの名古屋で初となるゴミ拾い活動を栄周辺で行った。イベントは、1月から始めた新企画「ア∞ススイッチ」の一環。

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 ア∞ススイッチは、「やる気をONにするため、さまざまなイベントを毎回希望者とともに計画していく企画。何にやる気を出すのかは特に決めない。毎回新しいメンバーで何をやるか、新しい企画を考えていく」(代表の玉川さん)。随時、新しいメンバーを募集していくという。

 2回目となる今回は、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した原宿表参道発信のプロジェクトグリーンバード代表の長谷部さんを招き、50人限定で講演を行った。長谷部さんは元博報堂社員で、渋谷区議会員でもある。グリーンバードでは「おしゃれなゴミ拾い」活動を行い、その活動は現在、全国20カ所のほかパリ、スリランカにも広がっている。名古屋でも今年立ち上げられた。

 参加者は20~30代の社会人が中心。長谷部さんは、区議としての仕事やグリーンバードの活動に沿って、社会に対して自分の仕事で「できること」と「していること」を話した。「ゴミ拾いは出会いの場。そんな軽い気持ちで来てほしい。コンパみたいなカンジでね」(長谷部さん)など笑いを混ぜながら参加者を和ませ、「みんなにできることをそれぞれが考え、『旗揚げ』していってほしい」(同)とメッセージを伝えた。

 「参加者はそれぞれスイッチオンし、何かをはじめようという気持ちが生まれたようだ。長谷部さんからは『できること』のヒントを与えてもらった。20~30代は、自分が社会で何ができるかを模索しているのだと思う」と玉川さん。

 講演会の後に行われたゴミ拾いは、チームに分かれ、プリンセス大通り、若宮大通り、名古屋パルコ周辺で行われた。ゴミ拾いレンジャーも行う玉川さんは、グリーンバードのゴミ拾いを終えて、「同じゴミ拾いでも全然違った。グリーンバードはおしゃれでゆるい感じ。無理なく続けられる。ゴミ拾いレンジャーは緊張し、毎回気合いが入る」。参加者からは「通行人からすごく見られたが、あいさつしながら楽しくゴミ拾いできた」という反応だった。

 ゴミ拾いは今後、月3回のペースで行う。「申し込みも不要なので、ホームページで場所と時間だけ確認し、手ぶらで参加できる」(同)。次回開催は3月25日の夜~、名古屋パルコ周辺で行う。

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