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新栄で創作オペラ「忠臣蔵」 群舞による活劇シーンも

名古屋市芸術創造センターで上演される創作オペラ「忠臣蔵~その命 桜のごとし」

名古屋市芸術創造センターで上演される創作オペラ「忠臣蔵~その命 桜のごとし」

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 創作オペラ「忠臣蔵~その命 桜のごとし」が12月22日・23日、新栄の名古屋市芸術創造センター(名古屋市東区葵1)で上演される。

作曲を担当した森彩音さん

 名古屋演奏家ソサエティーが主催する同公演。名古屋、刈谷など各地のコンサートでタクトを振る濱津清仁さんを指揮者に迎え、声楽家で多くの創作オペラを手掛ける渕本晴都子さんが台本・演出、同ソサエティーの森彩音さんが作曲を担当。山口雅子さん、出田光代さん、澤脇達晴さん、井原義則さん、安田健さんら東海地区を代表するソリストがダブルキャスト、トリプルキャストで出演する。演奏は久野明子さん(ピアノ)、前田絢葉さん(エレクトーン)、水谷幸絵さん(チェロ)、合唱は名古屋演奏家ソサエティー合唱団。

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 森さんは台本について「全1幕で、華やかに潔く生きる男たちと、彼らを支える女たちの強さ、美しさを描いている。渕本さんは日本の物語を題材にしたオペラも多く、戦いの裏側で涙を流し、命を散らした妻や恋人たちの悲しみを繊細に描いてくれた。『仮名手本忠臣蔵』では悪者の吉良上野介も指南役としての誇りを持った人情味のある人間として描かれ、武士や町人などさまざまな立場の人々が魅力的」と話す。

 音楽について「日本舞踊を幼少からやっていたこともあり、和楽器の音色は原風景のように残っていて、日本の伝統的な旋律は絶やしたくないと思っている。存在感がある登場人物たちがきれいなアリアを一人ずつ歌い、序曲や最後の六重唱では美しい旋律の重厚な合唱を披露する。町人たちのリズミカルで明るい曲もあり、チャンバラのように激しく太鼓を使う曲も。指揮の濱津さんも皆と一緒に作り上げようと取り組んでくれて、オペラのさまざまな面を楽しめる作品になった」と自信を見せる。

 大きな特徴はダンスで表現する活劇シーン。ミュージカル、ジャズダンスなどを得意とするダンサーの落合健史さんが舞踊・振り付けを担当。落合さんのダンスチームも参加し、「松の廊下」の場を人形振りで、「討ち入り」の場を群舞で踊る。

 森さんは「歌舞伎の忠臣蔵よりも分かりやすく、深刻にならず、音楽に乗せて男女の思いを伝えている。西洋音楽と日本の旋法を融合させたメロディーに紡がれている男女の心の悲哀や機微を、会場の皆さまと共有したい。劇場に足を運んで新しい忠臣蔵を楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。

 開演時間は、22日=12時30分、17時、23日=12時30分、16時30分。料金は5,000円。未就学児は入場不可。問い合わせはOFFICEリラン(TEL 052-733-8809)まで。

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