愛知発の戯曲賞「第19回AAF戯曲賞」の作品募集が6月1日から始まった。主催は愛知県芸術劇場。
同戯曲賞は「上演を前提とした戯曲賞」として2000(平成12)年より開始。「戯曲とは何か?」コンセプトに、作家と演出家、作品と観客、観客同士が出会うことで、新しい価値観を作り出すことを目的としている。第18回は、応募109作品から山内晶さんの「朽(く)ちた蔓延(はびこ)る」を大賞に選出。2020年度に愛知県芸術劇場小ホールで上演される予定。
審査員は、鳴海康平さん、三浦基さん、やなぎみわさんに加え、今回から新たに演出家・振付家・ダンサーの白神ももこさんが就任することが発表された。白神さんは、主宰するダンスカンパニー「モモンガ・コンプレックス」で作・演出を行う一方、木ノ下歌舞伎の「隅田川」の共同演出、埼玉県「富士見市民文化会館」芸術監督への就任など、さまざまなフィールドで活動している。
賞金は大賞50万円、特別賞は10万円。大賞受賞作品は受賞記念冊子として印刷・配布され、2021年度以降に受賞記念公演として同劇場で上演される予定。
応募期間は7月31日まで。10月上旬に1次審査通過作品、11月中旬に2次審査通過作品を発表。2020年1月5日に最終審査を公開で行い、受賞作品を決定する。