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今年は名古屋城で「ソーシャルキャッスルマーケット」 大通公園工事で会場変更

「ソーシャルキャッスルマーケット」のチラシを手にするプロジェクトリーダーの青木奈美さん

「ソーシャルキャッスルマーケット」のチラシを手にするプロジェクトリーダーの青木奈美さん

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 名古屋テレビ塔を中心とした久屋大通公園(名古屋市中区)を会場に毎年秋に開催していたイベント「ソーシャルタワーマーケット」が、今年は名古屋城(中区本丸1)に会場を移し「ソーシャルキャッスルマーケット」として開催することが6月13日、実行委員会から発表された。

名古屋テレビ塔をのぞむ昨年開催時の様子

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 同イベントは2012(平成24)年に始まり今年で8回目。「テレビ塔のあるまちに新しいかたちの社交場を」をテーマに、マーケットイベントのほか、「テレビ塔のある街の魅力」を集めたフリーペーパー(発行期間=2012年10月~2014年9月)や本の発行、「街の案内所」開設(テレビ塔1階)、ツアー企画などを展開したプロジェクト。

 昨年のマーケットは約200店が出店し、2日間合計の来場者数は約3万人。物販、飲食のブースのほか、特設ステージで音楽ライブを楽しめるようにした。

 今年1月、名古屋テレビ塔の耐震工事と周辺の公園の改修工事が始まり、利用できなくなっている。同プロジェクトのリーダー・青木奈美さんは「改修工事で物理的に会場として使っていた場所が使えなくなった。1年お休みしようかなとも思っていた」と話す。

 そうした中、名古屋城の担当者から「ぜひ名古屋城を使ってほしい」と声掛けがあった。青木さんは「最初はハードルの高さを感じ、実行委員会内外でも相談した。名古屋城の担当者から『ソーシャルタワーマーケットを通じて名古屋の中心にいろいろな人が集まり、その場に愛着を持ち、街を好きになっている様子がうかがえる』と聞き、イベントの目的をちゃんと見てくれているんだなと思った」と振り返る。

 これまでの出店者にもアンケートを段階的に実施。久屋大通公園で開催できなくなったことについて、ほかの開催場所のアイデア、1年間開催を中断するかどうかなどを聞いた。名古屋城で開催する案についてアンケートをとったところ、「面白い」という意見が多かったことが、名古屋城での開催の後押しにつながったと言う。

 「テレビ塔は知っているけど上ったことがない、ほとんど行ったことがないという人が多く、身近なようで実はそうではない状況だった。名古屋城も同じ考え。知っているけど中には行ったことがない人もいるのでは。名古屋城の新しい楽しみ方を見つけてもらえれば」と期待を寄せる。

 「ソーシャルキャッスルマーケット」の開催日は10月12日・13日。

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