「7 GRAPHIC DESIGNERS IN NAGOYA 2020」が10月21日から、ナディアパーク・デザインセンタービル(名古屋市中区栄3)4階の「国際デザインセンター・デザインギャラリー」で始まった。
名古屋を拠点に活動するグラフィックデザイナーのデザインワークを集めた同展示。名古屋造形大学教授で副学長の伊藤豊嗣さんが企画する。1990(平成2)年度から始まった総合的な市民文化芸術の祭典「名古屋市民芸術祭」の一環。
出展は伊藤さんを含むグラフィックデザイナー7人で、伊藤さんが普段の仕事や活動を見ていて面白いと思っていた人、加えて実績を上げている人に声を掛けたという。
展示物は、それぞれが今まで仕事として依頼を受けて制作した物や自主制作した物でグラフィックデザイナーの人物紹介と共に展示する。会場には、ポスター、パッケージデザイン、書籍デザイン、マーク、タイポグラフィ、CI(コーポレート・アイデンティティ)などを展示する。伊藤さんは「持ち寄ったデザインワークで競い合うようなイメージ。グラフィックデザインといってもさまざま。結果的にそれぞれの得意とするものや特徴が現れた展示内容になった」と話す。
「仕事を依頼されてアイデアを生み目に見えるかたちに表現する。デザインは発想と表現する両方が重要。発想と表現が一連なりになる『デザイン回路』を見てほしい」とも。
会場入り口前には、グラフィックデザイナー7人が同展のために作った、「SEVEN GRAPHIC DESIGNERS」の1文字ずつをデザインに落とし込んだタペストリーを設置。来場者を出迎える。
伊藤さんは「デザイナーやメディア関係の人はもちろん、デザインされたものを受け取る側は一般生活者なのでデザイン展などに来たことがない人にもぜひ来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。今月26日まで。