窪田崇監督とthe ARROWSの坂井さんが「ハミングライフ」舞台挨拶

窪田崇監督(右)と「the ARROWS」坂井竜二さん(左)

窪田崇監督(右)と「the ARROWS」坂井竜二さん(左)

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 伏見の映画館「伏見ミリオン座」(名古屋市中区栄1、TEL 052-212-2437)で3月17日、映画「ハミングライフ」の公開初日に合わせて、監督の窪田崇さんと劇中で「ギター弾きの男」として登場する名古屋出身のバンド「the ARROWS(ジ・アロウズ)」の坂井竜二さんの舞台挨拶が行われた。

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 同作は、「ロックバンド『GOING UNDER GROUND(ゴーイングアンダ-グラウンド)』の同タイトルの曲からインスピレーションを受けて」(窪田監督)制作されたという。雑誌「CanCam」の専属モデルとして人気が高い西山茉希さんを起用したことでも注目を集める。原作は、野間文芸新人賞や芥川賞にノミネートされた作家、中村航さんによる書き下ろし作品。

 上映前に行われた舞台挨拶では、用意された125席が満席となり中に入れないファンも。窪田監督は「GOING UNDER GROUNDの曲がとても気に入ったことから、中村さんとともに作り上げた作品。ささいなことでも大切に生きていくことの大切さを感じてもらえれば」。また、「the ARROWS」坂井竜二さんは「映画は音楽を作るよりも多くの人が関わっており、映画制作の大変さを実感した」と話していた。坂井さんの演技について窪田監督は「音楽をやっていることもあり、とても度胸があるなと感じた。演奏シーンを10回以上撮り直したが、毎回スタッフを感動させる演奏で、撮影終了時にはスタッフみんながメロディーを口ずさんでいたほど」と撮影時のエピソードも紹介した。

 2人のトーク終了後には、坂井さんが「the ARROWS」の楽曲「イエスタデイワンスモアーズ」をアコースティックで披露した。会場内では目を閉じて演奏に聞き入る人や、一緒に口ずさむ女性客の姿も見受けられた。

 サカエ経済新聞のインタビューに対して窪田監督は「東京には夢を追って出て来ても、きっかけがつかめずにうまく行かず悩んでいる人も多い。そんな人たちに、例えば自分で言うなら『自主制作でもカメラを回して映画を撮っていようと思う』ことなど、小さな1歩を踏み出すことの大切さが伝われば」と話していた。一方、地元・名古屋で舞台挨拶を終えた坂井さんは「地元でこのように映画の舞台挨拶をすることができてとても嬉しい。会場に母親がいてびっくりした」と笑顔を見せていた。

ハミングライフ

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