新栄のカフェでシンポジウム-「アートのあり方」テーマに開催

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 新栄のカフェ「cafe parlwr(カフェ・パルル)/アートセンターはち」(名古屋市中区新栄2、TEL 052-262-3629)で9月6日・7日、アートについてのサミットとシンポジウムが開催される。

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 6日に開催されるシンポジウム「場と対話するアート」では、積極的にアート関連の活動を行う3人が「アートのあり方」について話し合う。同カフェオーナーの新見さんは「近ごろは、ギャラリーや美術館など作品の展示を目的とした場所ではないところでも数多くのアートを目にする」とし、「いろいろな場所との関わりを持ったアート活動に携わっているゲストをお招きしその活動を紹介してもらう」と紹介する。

 当日登場するのは、国内外のアーティストの展覧会の傍ら、アートを生かしたまちづくりに取り組んでいる現代美術製作所ディレクターの曽我高明さん、写真や音楽、日用品など、さまざまな要素を用いたインスタレーションを国内外の美術展で多数発表し、海外でも高い評価を得ているアーティストの三田村光土里さん、空間設計、ウェブデザイン、グラフィックデザインを主にフリーランスとして活躍し、京都のギャラリー「ANEWAL Gallery(アニュアルギャラリー)」を運営する飯高克昌さんの3人。

 新見さんは「暮らしの風景の中では作品だけでなく展示されている場所にも重要な意味があることに気付かされることが多い」とし「今回のシンポジウムで登場する場所は、東京の下町の長屋だったり京都の古い町家の連なりだったりする。そこでは、まず作品を作るにあたって最初に場とアーティストとの対話が始まる。その場でアーティストが滞在して制作することもあり、そんな時対話はさらに深まり密なものになるだろう。そうして完成した作品はギャラリーなどでは感じられないような時として荒々しくもある剥き出しの表情をしばしば見せてくれる」と話す。「このことは単純に鑑賞者の心をかき立て、少なくともアートと直に接しているという実感が強まる。こんなアートのあり方についてこのシンポジウムを通して考えてみたい」とも。

 翌7日には、「アートサミット@8」と題し、「アートと社会をつなぐ」というキーワードのもと、地元で活動するアーティストやアートに携わる人達が集まり、アートミーティングが行なわれる。

開催時間は、6日=15時~(19時30分ごろに終了後、交流会)、7日=15時~18時。両イベントとも入場無料。

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