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来春オープンの「シアターカフェ」でプレイベント-映画に関わる女性2人が出店

「シアターカフェ」の開設準備を進めている、江尻真奈美さん(左)と林緑子さん(右)

「シアターカフェ」の開設準備を進めている、江尻真奈美さん(左)と林緑子さん(右)

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 来春のオープンを目指す「シアターカフェ」のプレイベントとして「シアターカフェとのエンカウンター」が12月10日、新栄のカフェ「パルル」(名古屋市中区新栄2)で開催される。

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 シアターカフェは映像上映設備を備えたカフェで、若手の映像作家の作品を手軽に発表できる場や、優れた作品にもかかわらず、映画館で上映されることが少ない短編映像作品やアニメーション作品を一般に公開する店。

 開設準備を進めているのは、「あいち国際女性映画祭」でスタッフとして8年間、ミニシアターで5年間、映画に関わる仕事をし続けてきた江尻真奈美さん(代表)と、アニメーション・テープス主宰で短編アニメーション上映会の企画運営を手掛ける林緑子さん。「そこでしか見られない、そこに行けば何か面白いものが見ることができるという希少価値のある映像上映スペース」を目指すという。場所は未定だが、若いクリエーターが集まることを踏まえて大須周辺を考えているという。

 あいち国際女性映画祭スタッフ時代に企画依頼をしたことをきっかけに出会った2人。「アニメーション・テープスを10年間続け、上映会を開催し続けてきた林さんはすごい人。尊敬できるパートナー」(江尻さん)。

 「いつかは自分のミニシアターを持ちたい、好きな作品ばかり上映したいと思い描いていたが、映画館を作る設備にかける資金は、普通の勤め人の自分にはなかった」。都心でも映画館がつぶれている現在、「映画館」というハコにこだわらず、自分できることから始めれば、と思いカフェ形式の「シアターカフェ」を作ることを思いついたという。「素晴らしい短編映画でも、映画館では上映時間と料金設定の問題などで上映できない作品もある。カフェ形式ならお茶を飲みながら気軽に楽しめるのでは」と考え、映画館ではなかなか上映されない短編作品をメーンに扱うスペースを作ることにした。

 プレイベント当日は短編映画を上映するほか、参加者同士が好きな映画について語るコーナーも設ける。「シアターカフェ」のコンセプトを紹介し、参加者からは要望も募りオープンの参考にするという。開催時間は14時~17時30分。参加費は500円(ワンドリンク付き)。定員30人。予約はメール(theatercafe01@gmail.com)で受け付ける。

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