「農家の食卓」がテーマの家庭料理店-築50年以上の民家を利用

「和家(なごやか)」店内

「和家(なごやか)」店内

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 大須に4月2日、築50年以上の古民家を利用した家庭料理店「和家(なごやか)」(名古屋市中区大須4、TEL 052-242-2788)がオープンした。もともとアジア料理店「Ami(アミ)」だった同店を、現在の大将の山本さんが受け継ぎ、今回のオープンが実現した。

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 同店のコンセプトは「農家の食卓」。素材の味を活かしたシンプルな家庭料理を提供している。2階建ての同店の店舗面積は約20坪で、20席を設けた。店は山本さん夫妻が2人で切り盛りしている。店名は「平和」の「和」を使い、「なごや」という音を表現したかったことから名付けられたという。

 使用する野菜は、愛知県美浜町で作られた新鮮な無農薬野菜を買い付けるなど、素材自体にもこだわり、「素材そのものの味を大切にした」料理を提供していくという。メニューはその時々の旬の野菜を使ったものを提供するため、季節によってメニューが変わる。

 「無農薬野菜を使っていることを売りにした店にしたくはない」と話す山本さんは同店について「野菜などに興味のある人たちにはもちろん喜んでもらえると思うが、それほど素材について意識していなかった人たちにもたくさん来てほしい」とし、「今まで野菜などについて関心がなかった人が、料理を『おいしい』と感じてくれた時に自然に素材の話ができたり、いろいろなな考え方の人たちが混ざり合う空間になれることが、街中でこうした店を開店させた意義」だと話す。

 素材の味を引き出すためのシンプルな味付けの同店の主なメニューは、「季節のおばんざい」(420円~)、「なごやかごはん(旬のお野菜ごはん盛り合わせ)」(1,260円~)、「なごやかごはん+魚料理+肉料理」(1,680円)、「自家製梅酒」(550円)、「生ビール」(500円)、「ケニアティー」(450円)など。

 今後は、そば打ちが得意な人がそばを提供する「そばの日」を作ったり、料理が得意な主婦の人に店舗を開放したりと、料理を中心とした「和家」の色々な可能性を模索していく予定だという。営業時間は17時30分~24時。日曜定休。

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