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久屋で「珈琲博覧日」 コーヒーの多様性テーマに焙煎店やカフェと消費者結ぶ

「珈琲博覧日2023」を紹介する実行委員会メンバーで「FabCafe Nagoya」店長の甲斐慶太さん

「珈琲博覧日2023」を紹介する実行委員会メンバーで「FabCafe Nagoya」店長の甲斐慶太さん

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 自家焙煎(ばいせん)店やカフェと消費者を結ぶイベント「珈琲(コーヒー)博覧日」が10月14日、ヒサヤオオドオリパーク 久屋大通公園内「シバフヒロバ」(名古屋市中区丸の内3)で開かれる。

「珈琲博覧日2023」に出店する自家焙煎店やカフェ店名を掲載したチラシ

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 昨年に続き2回目。昨年の来場者数は約5000人。20~30代が中心で、子連れファミリーの姿も多かったという。今年も5000人程度の来場を見込む。

 コーヒー店の店主らで構成する実行委員会が、「コーヒーの多様性を伝えたい」と企画したイベント。同委員会メンバーで会場の目の前にある「FabCafe Nagoya」店長の甲斐慶太さんは、「さまざまな特徴がある自家焙煎のコーヒーを知ってほしいが、老舗は特に店に入りづらいイメージがあり、点在する店を巡るのも容易ではない。そこで、オープンなイベントに出店してもらおうと考えた」と話す。消費者と自家焙煎店やカフェが一堂に集い、出会える、年に1日だけ開催する特別感を表現するために「博覧『日』」と名付けたという。

 当日は、東海エリアの自家焙煎所やカフェ20店舗がコーヒースタンドとして出店。出店者と交流もできる。「話が深くなりそうな時は、店に足を運んでゆっくり話の続きをしてほしい」(甲斐さん)という思いも込め、実店舗を持っている店に限定した。

 バリスタでもある甲斐さん。「店でお客さまの好みを聞くと『酸っぱいコーヒーは苦手』というケースがあるが、ただ豆が酸化してしまった味なのかもしれない。フルーツのような酸味を感じる浅いりコーヒーや、炭火を使うスモーキーな香りの深いりコーヒー、温度が下がると甘く感じるなど、コーヒーは多様」と説明する。「朝、がぶがぶと飲むような浅いりのコーヒー、しゃきっとしたい時に飲みたい苦みのあるコーヒーなど、シーンに合わせて選ぶこともできる」とも。

 会場には焼き菓子やサンドイッチ、ピザ、おにぎり、スイーツなどを販売する5つのブースも出店。コーヒーグッズメーカーや、コーヒーかすで染めた手拭いを用意する染め物会社、コーヒーかすを使ったアップサイクル製品を展示するノベルティー会社など4つの協賛ブースも設ける。会場中央にはハンモックを置く。

 コーヒー1杯購入などで1つもらえるスタンプを3つ集めると、ビーカーやミル、ケトルなどのコーヒーグッズが先着600人に当たるスタンプラリーも行う。

 開催時間は10時~17時。

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