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「あいちトリエンナーレ」出展作家がトークイベント 本展への意気込み語る

「あいちトリエンナーレ」出展作家がトークイベント 本展への意気込み語る

来名したSachiko M(サチコ・エム)さん

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 丸の内の「アートラボあいち大津橋」(名古屋市中区丸の内3)で2月29日、「あいちトリエンナーレ2016」参加アーティストの「Sachiko M(サチコ・エム)」さんのトークイベントが開催された。

 Sachikoさんはテスト用の信号音(サインウエーブ)を使った電子楽器を演奏する即興音楽家。2003年に世界的な先端技術・アートを表彰する「アルスエレクトロニカ」のゴールデンニカ賞を受賞。サウンドインスタレーション作品の発表のほか、大友良英さんと共にNHKドラマ「あまちゃん」の劇中歌「潮騒のメモリー」を作曲するなど、国内外で精力的な活動を続けている。

 2015年に国際交流基金アジアセンター主催のプロジェクト「アジアン・サウンズ・リサーチ」のディレクターに就任。同プロジェクトは日本とアジアで新しい表現や実験を紹介し合うリサーチを重ねて、音楽と美術両ジャンルの特徴を生かし、間にある未知の表現を発見し、生み出していく活動。Sachikoさんは2014年から東南アジアでリサーチを重ね、翌年にマレーシア・ペナン島で第1回企画展覧会「OPEN GATE(オープンゲート)」を開催した。あいちトリエンナーレ本展では、10月9日・10日に岡崎市の「岡崎シビコ」屋上で、第2回企画展覧会&パフォーマンス公演「OPEN GATE2016」を発表する。国内初演。

 トークイベントでは現地でのリサーチや展覧会の様子を写真や映像で紹介。3週間にわたりサウンドとアートが変化し続けた展覧会の内容を解説した。Sachikoさんは展覧会終了後も東南アジアでリサーチを継続中で、「あいちトリエンナーレ本展で、その成果を基にしたプロジェクト独自の形としての発表をしたい」と語った。その後、来場者からの東南アジアでのエピソードや本展の楽しみ方についての質問に丁寧に答え、イベントは終了した。

 イベント後に行われた記者会見で、Sachikoさんは「シビコの屋上はとても広く、岡崎の街の静けさも相まって独特な雰囲気を持つ異空間に感じた。その広々とした抜け感を最大限に生かしたいと思い、会場に選んだ。本展では東南アジアから数人のアーティストを呼び、国内からも4、5人が参加する予定。あまりコントロールせずに作品発表やパフォーマンスをしてもらいたいので、2日間でまったく違う内容になるはず。隙間の多い緩い感じを作り出すので、観客は音の空間に溶け込んでいただけたら。大友良英さんも出演する予定」と話す。

 「あいちトリエンナーレは、説明が難しい展示を受け入れてくれる懐の深い芸術祭。今回のテーマも旅に出て人に出会ったり、迷ったりしながら作るアジアン・サウンズ・リサーチの発表の場として、とても合うと感じる。伸び伸びとやらせてもらいたい」と意気込んだ。

 「あいちトリエンナーレ2016」は名古屋市、豊橋市、岡崎市を会場に8月11日~10月23日の74日間にわたり開催される。国際展の特別先行前売り券は4月1日から発売開始。パフォーミングアーツ部門の鑑賞には別途チケットが必要。

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