名古屋市中区は、来年4月に区制施行100周年を迎えるにあたり、「笑顔は世界共通のコミュニケーション」をテーマに、世界各国で撮影したさまざまな人の笑顔を展示するコミュニケーションアート「Merry Project（メリープロジェクト）」を、名古屋市中区限定で展開する「Merry in NAKAKU（メリー イン ナカク）」を開催する。

　メリープロジェクトはアートディレクターの水谷孝次さんが中心となって展開するもので、「あなたにとってMERRY（楽しいこと、幸せなとき、将来の夢など）とは、何ですか？」という質問を世界中の人々に投げかけ、その笑顔とメッセージを集めているもの。愛知万博でも「MERRY EXPO」として展開され好評を博した。これまで世界各国約23カ所で撮影を行い、2万人以上の笑顔の写真とメッセージが集まっているという。

　今回の「Merry in NAKAKU」は、区制100周年を記念したイベントを展開したいという中区役所の思いから企画された。撮影した写真とメッセージは水谷さんが大判のポスターに仕上げ、中区役所や大型展示イベントなどで掲出されるという。撮影した写真はメリープロジェクトのサイト内でも検索ができるようになる。

　現在、中区役所では、同イベントの撮影希望者を募集している。撮影対象者は、中区に「住んでいる人」「働いている人」「学んでいる人」など約100人。撮影予定日は9月15日、16日、17日、22日、23日、24日、10月6日、7日、8日、28日の計10回。参加希望者は撮影希望日を選び、住所、氏名、電話番号、生年月日、職業を明記しハガキかFAXで、中区役所総務課「メリー係」（TEL 052-265-2212）まで。応募締切は9月10日。

　同企画担当者は「主に中区に関係している人が対象だが、『中区が大好き！』だという人も応募してもらえれば。一人でも多くの人の笑顔を集めて、中区の街を『MERRY』で包みたい」と話している。

Merry Project