元営業マン、脱サラで大須にすっぽんラーメン店-老舗の味を舌で盗む

大須のすっぽんラーメン店「すっぽん道中」の石原さん

大須のすっぽんラーメン店「すっぽん道中」の石原さん

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 すっぽんラーメンの魅力のとりこになったサラリーマンが脱サラし開業したラーメン店「すっぽん道中」(名古屋市中区大須3、TEL 052-251-0147)が7月23日、大須商店街にオープンした。

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 もともとケーブルテレビの営業マンだったというオーナーの石原さんは、会社の近くにあったという老舗すっぽんラーメン店の大ファン。一時は同店のフランチャイズ化の話があり、石原さんが候補者として名乗りを上げようと思っていたところ、大将の気が変わりフランチャイズ店募集の話がなくなった。

 夢をあきらめきれなかった石原さんは半年間同店に通い詰め、舌で味を盗み、時にはカウンターから厨房をのぞき込み、思い通りの「すっぽんラーメン」の味を作り出すことに成功。晴れて大須に店舗を開いた。

 店舗面積は約11坪で、カウンター席のみ約20席を設けた。店内に入ると水槽で泳ぐ5匹のすっぽんが来店客を出迎える。

 主なメニューは、すっぽんラーメン(780円)、すっぽんみそラーメン(880円)、すっぽん雑炊(900円)、すっぽん餃子(600円)、すっぽん唐揚げ(1,900円)、すっぽん生血(1,200円)、すっぽんビール(900円)、特製すっぽんラーメン(1,500円)など。ランチは、ラーメン1杯分の値段でライスが付く。ライスのおかわりは自由。麺は中太のたまごちぢれ麺を使用。スープはすっぽんのエキスで少しとろみがあり、さっぱりした味わいが特徴。

 石原さんは「お値打ちで、気軽に食べることができ、おいしい。その上元気になれて美肌にもいい。こんな食べ物はなかなかないのでは」と、すっぽんラーメンの魅力について熱く語る。「女性の美肌効果は食べた次の日から感じてもらえるのでは。スープにすっぽんのだしがよく出ているので、スープまでしっかりと楽しんでほしい」とも。

 オープンから約1カ月がたち、すでに20代の男性などを中心にリピーター客も多いという。現在も新メニューの開発を進めており、少しずつメニュー数を増やしていく予定。

 営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=17時~22時まで(土曜・日曜・祝日は16時~22時)。木曜・第1日曜定休。

すっぽんラーメン(手前)と、すっぽんみそラーメン(奥)(関連画像)店頭で出迎えてくれるすっぽん(関連画像)

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