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名古屋グランパスがクラウドファンディングで支援呼び掛け 経営費、強化費のため

名古屋グランパスがクラウドファンディングで支援呼び掛け(C)N.G.E.

名古屋グランパスがクラウドファンディングで支援呼び掛け(C)N.G.E.

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 名古屋グランパスが現在、クラウドファンディングでクラブ経営費の補填のための資金を募集している。

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 Jリーグは中断期間を経て6月下旬に再開したが、入場者数の制限、感染予防対策など、新型コロナウイルスは今も各クラブに大きな影響を与えている。グランパスでは中断期間中に2人、再開後の7月末にも新たに3人の感染者が出るなど、厳しい状況の中、対策と運営に取り組み続けている。

 グランパスは今年度、売り上げの約85%を賄(まかな)う入場料収入・グッズ収入・スポンサー収入が減少し、昨年度の売り上げ約69億円と比べ、14~19億円の減収となることが見込まれている。未だ新型コロナウイルスの終息が見えない中、経営危機を乗り越えるため、クラブ初となるクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げた。目標額は7580万円。集まった資金は経営費への補填のほか、クラブの強化費などに充てられる。

 小西工己社長は「グランパスでは昨今の情勢に伴い、安心・安全な環境で試合を観戦いただけるよう、Jリーグが定めるプロトコルを遵守した試合運営を実施している。安心・安全な試合運営を第一優先にする一方、入場者数制限による影響は非常に大きく、経営状況は他クラブ同様に厳しい状況に陥っている。皆さまも大変な状況だが、ファミリーー丸となってグランパスの明るい未来が拓(ひら)けるよう、今回のクラウドファンディングに賛同いただき、ご支援をお願いしたい」と呼び掛ける。

 クラウドファンディング支援者には、支援額に応じて、選手や監督のサイン入りレプリカユニホーム、限定グッズなどがリターンされる。支援募集は9月30日まで。

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