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名古屋パルコで五味岳久さん「似顔絵アイコン展」-ツイッター常連の似顔絵多数

作品の前に立つ「LOSTAGE(ロストエイジ)」ボーカル&ベースの五味岳久さん

作品の前に立つ「LOSTAGE(ロストエイジ)」ボーカル&ベースの五味岳久さん

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 名古屋パルコ(名古屋市中区栄3)西館7階特設会場で3月16日、ロックバッンド「LOSTAGE(ロストエイジ)」のボーカル&ベース・五味岳久さんによる似顔絵アイコン展「五味アイコン似顔絵展『#oshare in名古屋PARCO』」が始まった。

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 通称「五味アイコン」といわれる五味さんが描く似顔絵は、ツイッター上を中心に人気を集めており、タレントのいとうせいこうさんやギタリスト横山健さんなど多くの著名人などがツイッターアイコンとして使っていることでも有名。会場では、前回行った渋谷パルコの展覧会から30点ほど増え、約230人の似顔絵を展示している。

 「昨年1月ごろ、ブログ『はてなダイアリー』についている、とても簡単なイラスト作成ソフトを使って、面白がって似顔絵を描き始めたのが始まり」と五味さん。「描き始めのころは、写真など見ずに適当に知り合いのバンドメンバーなどを描いていたが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチ(ボーカル後藤正文さん)を描いた3月ごろから似顔絵を依頼されることが多くなってきたため、最近では写真を見て描くようになった」と笑う。「マウスを使って絵を描くことにも慣れて来たこともあり、気づいたら230人近くの人の似顔絵を描いていた」と振り返る。

 現在でも五味さんの元には、多くの音楽関係者や著名人などから似顔絵依頼が寄せられている。「似顔絵はその人と自分との関係性が少なからず出てくる」と五味さん。「でも最近では会ったことがない有名人の方からダイレクトメッセージで似顔絵を依頼されることも。そうした場合はYOUTUBEなどを見たりして研究しながら、その人のことをよく知ってから描くようにしている。そうするうちにその人のことが好きになってくる」とほほ笑む。「似顔絵を通すことで、個々をクローズアップすることができる。絵を見ることで描かれている『個人』を感じてもらうことができれば」とも。

 会場には多くの買い物客らが足を止め、一つひとつの似顔絵作品にじっくり見入る姿が見受けられる。「好きなバンドメンバーの似顔絵があったり、人のつながりが見られて面白がってもらっているようだ。ただ、パソコンで絵を描いているため『原画』というものがなく申し訳なく思っている。いくつかの絵に本人のサインを入れてもらったりしているので、それは『本物』みたいな感じで見てもらえるのかも」と話す。

 もともと絵やデザインの勉強をしていたという五味さん。会場では、五味さんがデザインしたTシャツ(2,625円)やマグカップ(1,575円)、ハンカチ(735円)、ステッカーセット(525円)などのグッズ類も販売している。併せて、五味さんが作成した東日本大震災への募金箱も設置。「仙台でもアイコン展をさせてもらったし、色々な繋がりもある。少しでも被災地の方に役立ててもらえれば」と、グッズの売り上げの一部も寄付に回す予定だという。26日には会場で五味さんのサイン会を開催。23日には池下のライブハウス「名古屋CLUB UPSET」(千種区池下1)でロストエイジのライブも予定している。

 営業時間は10時~21時。展示は今月27日まで。

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