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非常食定期宅配サービスのヤモリ、おいしい非常食「東北セット」販売へ

「東北セット」の商品を手にするyamory代表の岡本さん

「東北セット」の商品を手にするyamory代表の岡本さん

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 定期的に非常食を宅配するサービスを手掛ける「yamory(ヤモリ)」(名古屋市中区栄3)は7月から、東北の食材を集めた新たな商品「東北セット」の予約販売を開始した。

東北の食材を集めた非常食セット「東北セット」

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 「おいしい非常食セットを作るのが、非常食定期宅配サービスをスタートした当初からの課題だった」と話す同社代表の岡本さん。2012年に同サービスをスタートし継続している。現在のサービスは、一般に販売されよく食べられているものをパッケージしているが、「特別感や半年後が待てなくなるようなワクワク感」を出すのは非常に難しかったという。サービス開始3年が経過し、今回は満を持して新商品に着手した。

 今回の商品化のきっかけは、震災後より東北の物産を販売する店舗を展開しているみちのく屋(大須4)から「東北にはおいしいものがたくさんある。東北にこだわったセットを作ってみないか」と提案されたことだった。現在、久屋大通公園・希望の広場で展開している東北支援イベント「東北屋台村・みちのく食堂」に出店している「やもり亭」で今回の非常食セットの一部が実際に食べられるという。

 内容は宮城県のメーカーが販売する牛タンカレーや福島県のシャモを使った地鶏カレーなど、全て東北に関係するものばかり。少し非常食としてはぜいたくだが、「味は絶品」とのこと。各メーカーにこだわりを直接インタビューして確認するなど、商品の魅力を伝えることには手間を惜しまない姿勢だ。

 「非常食に限らず、防災意識を高く継続し続けるのはとても難しいこと。いつ来るかわからない災害におびえることで広めるのではなく、防災を楽しみなことにしたり、おしゃれなものにすることで広めていきたい」。「今回の東北セットは半年後に新しい非常食が届くのが待ちきれないくらいおいしいものをそろえたので、ユーザーの反応が今からとても楽しみ」と岡本さん。

 予約はyamoryのサイトでできるほか、「やもり亭」で申込用紙に記入し代金を支払うこともできる。受付は7月末日までで、発送は8月10日ごろを予定している。それ以降の販売は未定。

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